「渡辺喜美代表は即刻、辞任を」 みんなの党・江口克彦最高顧問が要求【8億円問題】

みんなの党最高顧問・江口克彦参院議員が3月31日、化粧品大手ディーエイチシー(DHC、東京)の吉田嘉明会長から計8億円を借入金問題が明らかになった渡辺喜美代表の進退について「辞任すべきだ」と述べた。
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時事通信社

みんなの党最高顧問・江口克彦参院議員が3月31日、化粧品大手ディーエイチシー(DHC、東京)の吉田嘉明会長から計8億円を借入金問題が明らかになった渡辺喜美代表の進退について「辞任すべきだ」と述べた。党幹部が渡辺氏の辞任を求めたのは初めてとなる。MSN産経ニュースが報じた。

みんなの党最高顧問の江口克彦参院議員は31日、産経新聞の取材に対し、使途が不明確な8億円の借入金問題が明らかになった渡辺喜美代表の進退について「即刻、今日中にも辞任すべきだ」と述べた。

(MSN産経ニュース「【8億円借金問題】「渡辺代表は即刻、辞任を」 みんな最高顧問が要求」より 2014/03/31 12:54)

3月27日に行われた渡辺氏の会見によれば、吉田氏からの借り入れは2010年に3億円、2012年に5億円。うち2010年分は約2億5千万円を返済したという。

資産報告書の記載と食い違っていることについては「単純ミス」として修正する意向を示したが、議員や党代表辞職などは否定した。8億円の使途について「個人口座にお振り込み頂いたので、純粋に私の借り入れとして裁量で使い道を考えてきました」とし、「明らかに選挙に必要なお金」だとする吉田氏と異なる説明を展開した。

みんなの党の関係者によれば、党の危機的な状況を踏まえ「代表は重鎮の江口克彦最高顧問に変わったほうがいいのでは」などという声も聞かれたという。時事ドットコムが報じた。

「渡辺商店」とやゆされるほど渡辺氏の強烈な個性と発信力に大きく依存してきたみんな。同氏が借入金問題でつまずけば、安倍政権への接近を党再生につなげようとする渡辺氏のシナリオも頓挫しかねない。ある党関係者は「党は危機的状況だ。代表は重鎮の江口克彦最高顧問(参院議員)に代わったほうがいいのでは」と先行きを不安視している。

(時事ドットコム「みんなに激震=渡辺氏の説明あいまい-借入金問題」より 2014/03/27 21:08)

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