9月9日、日本人初となる夢の9秒台を達成した桐生祥秀(よしひで)選手。
同日夜には自身のTwitterアカウントを更新し、10秒の壁を破った喜びをつづった。
「たくさん書きたいことはありますが まずはありがとうございました。本当に応援が力になりました」との感謝のコメントとともに、賞状の写真もアップした桐生選手。賞状には大きく「栄誉を讃える」と書かれている。
このツイートは10日現時点で15万件以上の「いいね」が付き、祝福の声が多数寄せられた。
桐生選手は、京都・洛南高校3年生だった2013年4月、日本歴代2位となる10秒01を記録し、一躍注目を浴びるようになった。2015年3月には、アメリカ・テキサス州であった競技会で追い風3・3メートルの参考記録ながら9秒87を出し、日本勢の悲願だった9秒台の期待を一身に受けた。
しかし、2017年8月の世界選手権(ロンドン)男子100メートルではまさかの代表落ち。男子400メートルリレーのみの出場となるなど、不調が心配された。しかし、リレー決勝では銅メダル獲得に貢献した。
これまでの日本記録は、伊東浩司が98年に記録した10秒00だった。世界記録は2009年にウサイン・ボルト(ジャマイカ)が記録した9秒58。