三宅洋平氏「今回ばかりは本当に危ない」と訴えたが実らず【参院選】

10日に投開票された参院選の東京で、新顔の音楽家、三宅洋平氏が落選の見込みとなった。
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In this photo taken Thursday, July 18, 2013, musician Yohei Miyake, a candidate of the opposition Green Japan Party, delivers his speech at a campaign rally for the July 21 parliamentary elections in Omiya, near Tokyo. Miyake said he wants to spark political interest among inactive voters by breaking out of the stereotypical, uptight image of Japanese political candidates. The event started with live musical performances from guest artists, a message from one of his supporters and ended with Miyake's own speech. (AP Photo/Azusa Uchikura)
ASSOCIATED PRESS

7月10日に投開票された参院選の東京(改選数6)で、新顔の音楽家、三宅洋平氏(37=無所属)が落選の見込みとなった。朝日新聞デジタルなどが報じた。ネット選挙が解禁された前回の参院選で「緑の党」から比例区に立候補し、落選者で最多の17万6970票を集めた

三宅氏は今回、友人である「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎共同代表の応援を受けた

改憲阻止や脱原発、超富裕層の資産再分配などを訴えた三宅氏。早大第一文学部を卒業後、2001年にリクルートに入社したが同年12月に退社し、音楽活動を行ってきた。09年まで約10年間、レゲエバンドのボーカルを務め、その後は加藤登紀子さんらと脱原発をテーマに掲げるイベントに参加するなど音楽活動を続けてきた

9日にJR品川駅港南口で行った最後の演説には、俳優の窪塚洋介さんと格闘家の山本KID徳郁さんも応援に駆けつけた

日刊スポーツによると、改憲勢力が参院で発議できる3分の2を獲得しそうな情勢にも危機感を訴えた。「今回ばかりは本当に危ない。(護憲への)ラストチャンスだという気持ちです。自民党の憲法草案にある緊急事態条項を認めたら、選挙ですらすっ飛ばせる。大事な物は失ってからでは遅いんです」と語っていた。

6月23日にJR高円寺駅前で行った街頭演説の動画は64万回再生を超え、選挙戦終盤にはインターネットを中心に追い上げを見せていた。

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