平昌オリンピック。韓国で一番、記憶に残る名セリフはたぶん「ヨンミ」だろう。
これは、カーリング女子・韓国代表チームで主将を務めるキム・ウンジョン選手が、試合中に何度も連呼した掛け声だ。
実はこれ、「メガネ先輩」ことキム・ウンジョン選手が、ブラシを持ったスウィーピング担当、キム・ヨンミ選手の名前を呼んでいるだけ......なのだが、「ヨンミや〜」「ヨンミ!」「ヨンミや!!!」など、言い方が状況によって激変するのが面白い。
韓国のSNSでは、「ヨンミ〜」は「スウィーピングを始めて」という意味で。「ヨンミ!!」は「もっと速くスイーピングして」という意味だ、といった解説が出るなど、大いに盛り上がった。
そして、ついに、キム・ヨンミ選手が、この言葉の意味を解説するときがきた。スポーツソウルが2月21日の試合後、キム・ヨンミ選手に直撃したのだ。
本人の説明によると、ネットで言われていた解釈は、だいたい合っていたそうだ。
「鋭く呼ぶのは、速く磨けという意味で、柔らかく呼ぶのは、準備しておいてねという意味ですね」-スポーツ、ソウル(2018年2月21日)
こういって記者を笑わせた。
韓国チームは大会中に集中力を保つため、スマホを見ないようにしている。そのため、キム・ヨンミ選手は、こんなにも自分の名前が流行しているとは知らなかったそうだ。
ちなみに、「ヨンミ」と言わないときは、どうなってるの?
キム・ヨンミ選手はこう答えた。
「そのときは、キム・ソニョン(選手・チームメイト)がスウィープをしています」
ハフポスト韓国版から翻訳・編集しました。