コロナ禍で不自由な生活を続ける人々や医療従事者を勇気づけるために「エール花火」が8月22日夜、開催される。
秋田県大仙市を初めとする全国28都県の64カ所で同時にスタートする予定だ。時間と場所は、「3密」を避けるために公表されていない。
■「コロナで閉塞感のある暮らしを送っている人々を勇気づけたい」
主催するのは「日本の花火を愛する会」だ。「大曲の花火」で全国的に有名な秋田県大仙市のNPO法人「大曲花火倶楽部」が事務局を務めている。クラウドファンディングで目標額を超える1613万円が集まったことで実現した。
事務局の最上谷友宏さんは、ハフポスト日本版の取材に「新型コロナの影響で、2020年は花火大会の実施が全国で難しくなっている。そこで花火業者の支援をしつつ、コロナで閉塞感のある暮らしを送っている人々を勇気づけるために企画しました」と趣旨を打ち明けた。
全国29都県の81花火業者が参加。打ち上げは全国一斉に行うが、地域事情で打ち上げが難しい場合は、花火玉を預かり大仙市の大曲地域で打ち上げるという。
■時間も場所も秘密。見る方法は?
時間も場所も秘密だが、実は見る方法がある。22日から23日にかけて日本テレビ系で放送される「24時間テレビ43」で見ることができるのだ。
番組公式サイトによると22日午後8時ごろ、秋田県出身の柳葉敏郎さんが大曲地域の花火師に取材するという企画が放送される。この中で全国各地のエール花火の模様が流れるという。
また公式のインターネット中継は予定されていないが、「日本の花火を愛する会」では後ほど、各地域で打ち上げられた花火の模様を編集した動画を配信する予定だという。
全国一斉の花火は、7月24日夜にも日本青年会議所の主催で開催されていた。