JR東日本は3月4日、新幹線史上初めてのお座敷列車「とれいゆ」を山形新幹線に投入することを発表した。「乗ること自体が目的となる列車」をテーマにしており、畳のお座敷やバーカウンターのほか、足湯に浸かることができる車両も用意している。
「とれいゆ」とは「トレイン(列車)」とフランス語の太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語。 山形県の中央にそびえる月山をイメージした緑色のカラーリングは、同県出身の世界的な工業デザイナーの奥山清行氏が担当した。2014年7月以降に山形エリア(福島~新庄間)を中心とした山形新幹線区間で営業運転を開始する予定だ。
■「つばさ」も紫色の新デザインに
同時に山形新幹線の「つばさ」の新デザインも発表された。「とれいゆ」と同じく奥山清行氏が担当したもので、山形県の県鳥「おしどり」の飾り羽をモチーフとした紫色を大胆に使ったデザイン。車両の側面には、山形の四季をあらわす4つのシンボルマーク描かれている。
2014年4月下旬から新デザインの車両に順次切り替わっていき、2016年度末には全編成の塗り替えが完了する予定だ。
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