メールやオンラインショッピングにどんなパスワードを使っているだろうか? まさか「1234」? ハッカーの手口は日増しに巧妙になっている。個人情報を守るために、安全性の高いパスワードを使わなければいけない。
しかし、未だに多くの人が単に破れるパスワードを使っているようだ。ネットセキュリティサービス会社「スプラッシュデータ」が発表した「2015年ワーストパスワード」によると、世界中で最も使われているのは、びっくりするほど簡単なパスワードだ。
このランキングは、2015年に流出したパスワードをまとめたもの。一番使われたパスワードは「123456」で2位は「password」だった。この2つは2011年にリストが発表されて以来、ずっと1位と2位の座を守り続けている。「大勢の人たちが、危険なパスワードを使い続けている」とスプラッシュデータ社は伝える。
この他にも「welcome」や「111111」といった簡単な言葉や数字の組合せが並ぶ。また、2015年は新たに「starwars」「princess」「solo」といったスターウォーズ関連の言葉がランクインした。
トップ25は次の通り。
- 123456
- password
- 12345678
- qwerty (キーボード上の左上にある横配列)
- 12345
- 123456789
- football
- 1234
- 1234567
- baseball
- welcome
- 1234567890
- abc123
- 111111
- 1qaz2wsx (キーボード上の左上にある縦配列)
- dragon
- master
- monkey
- letmein
- login
- princess
- qwertyuiop
- solo
- passw0rd (アルファベットの"o"の代りに数字の"ゼロ"が使われている)
- starwars
「ランキングを公表することで、安全性の低いパスワードが危険であることを知ってもらい、パスワード対策を取ってほしいと願っています。一番いいのは、ウェブサイトごとに違うパスワードを使用することです」と、スプラッシュデータのモーガン・スレインCEOは述べている。
専門家によれば、パスワードの安全性を高めるためには、以下の3つが大切だ。
・わかりやすい単語や数字の並びを避ける。
・長くする(12文字以上)。
・数字・アルファベット・記号を組み合わる。
また、定期的なパスワードを変更も大切だ。パスワード自動作成ツールや管理ツールを利用するのもいいだろう。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
▼関連スライドショー(写真をクリック)▼