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今回の舞台は、韓国の済州島!
済州島と聞いて、はて?どこだったかな?と思う人も少なくないはず。済州島は、韓国本土から80kmほど西南にある火山島。日本で言うと、福岡とおなじくらいの緯度に位置しています。
韓国国内では「東洋のハワイ」とも呼ばれ、温暖な気候と穏やかな島の雰囲気を求めて、多くの観光客が訪れるとのこと。
温暖な気候で育つオレンジが有名で、島のいたるところに果樹園を見つけることができます。
シンボルとなるのは、「トルハルバン」と呼ばれるお爺さんの石像!大きく真ん丸の目と鼻、韓国伝統の帽子をかぶっています。
その姿は、まるでモアイ?太平洋の諸島に伝わる石像文化が、ここ韓国まで伝来していたとは驚きですね。
最近では、ソウルや釜山から移住する若者が少しずつ増えてきていて、工芸や木工などのクラフト系のアトリエやショップ、凝った珈琲店なども増えてきているそう。
古き良き伝統と新しい創作が交わる場所として、今後の展開が期待できますね。
今回、訪ねたのはソウルから移住したというウンヒさんの食卓!まずは一緒に島の市場を散策。
どれも獲れたてで活きがいい!見たこともない屈強で刺々しい甲羅を纏った海老に驚きながら、新鮮な海産物をたくさん買い込みます。
続いて向かったのは、なんと海。そうです、海の浅瀬に忍ぶ小さな貝を自分たちで採るのです。いつもはもっといるんだけどね、というウンヒさんコメントから島暮らしを感じることができました。
韓国料理に欠かせないエゴマの葉っぱも期待を裏切らない野生のもの。ある時から家の裏庭で勝手に生え始めたというエピソードに笑ってしまいました。
作ってくれたのは海鮮テンジャンチゲと、豚肉と野菜の炒めもの。豚肉は、済州島名物の黒豚のバラ肉。う~む、白いご飯が進む、進む!
おいしすぎる!今までの海外の料理ももちろんとてもおいしかったのだけど、やはり白いご飯とそれに合うおかずが一番。最高です。
ウンヒさんに笑顔で見守られながら、お腹いっぱいになるまで食べてしまいました。
日本に最も近い国、韓国。中でもゆっくりほっこりと時間が流れていた済州島。
島の家庭料理を通じて、島暮らしのなんたるかと垣間見ることができました。是非またおじゃましたい食卓です!
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(2015年4月9日「KitchHike マガジン」より転載)