【LAXIC学生編集部発】待機児童問題は学生たちも不安に感じている 「仕事と育児の両立」に対する現役女子大生のイメージを徹底追及

LAXIC学生編集部で約50名の現役女子大生に学生アンケートを実施しました!

就職を控えた学生の脳裏をよぎるのが「結婚」「育児」など、将来のライフイベントのこと。

実際、「育児休暇が取りにくい」「保育園が足りない」といったネガティブなニュースが多く、仕事と育児は両立しにくいというイメージがあります。

LAXIC学生編集部で約50名の現役女子大生に学生アンケートを実施しました!

85%が仕事と育児の両立を検討! 理由に金銭的問題も

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ひとつめの質問は「将来、仕事と育児を両立しようと考えていますか?

結果は「はい」「どちらかといえばはい」を合わせて85.2%と、大多数が両立を検討していることがわかりました。

その理由として挙がったのは、「仕事を続けたいから」「大学に行かせてもらっているのに就職しないのは親に申し訳ない」「自分の母親が両立しているため、自分もそうなりたいと思った」など多岐に渡りましたが、大部分を占めたのは金銭的な問題でした。

具体的には、「育児はお金が必要だから」「子どもに充実した生活を送ってほしいから」「夫の収入だけでは生活が苦しくなると考えているから」との意見がみられました。現在の日本の社会情勢を見て、将来の生活を危惧している学生がとても多いようです。

これに対し、「いいえ」「どちらかといえばいいえ」と回答した学生の理由としては、「子どもに寂しい思いをさせたくない」「主婦に専念したいから」「両立させる自信が無い。また、仕事は代わりがいるけど育児はそうはいかないため」「子供の教育に、幼少期から熱を注いであげたいから」というものがありました。自分が両立する自信が無い、というより、子供を第一に考えていきたい、という考え方の人が多いようです。

仕事と育児の両立、何が不安?

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続いて「仕事と育児を両立する上で、不安に思うことは何か」を調査しました。

回答としては「体力がもつか」「時間の使い方」「育休がとれるか」などの他、「子どもを預ける場所(保育園)があるか」「待機児童の問題」との意見も多く見られ、ここ数年問題になっている保育園・保育士不足を気にかけている人が多いようでした。

また「育児に十分な時間を割けるか」との声もあり、子どもをしっかり教育したいという学生の気持ちが伺えました。

両立案を会社へ提案するのもアリ!

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最後は「育児と仕事に関して自由に意見を聞かせてください」と尋ね、思うことを自由に回答いただきました。たくさん集まった回答の中から、ふたつご紹介します。

これからの時代は、少子高齢化がさらに進んでいくので、会社側は働くお父さん、お母さんの意見を多く反映させる必要があり、時代に合った育児と仕事の両立をお互いに提案し、向上していくことが大切だと思います。

今までは会社に合わせて両立を工夫する家庭が多かったかと思いますが、これからは会社側もより育児と仕事を両立する家庭に働きかけることが大切だ、という考え方です。例えば、一部企業で導入されているベビーシッター利用者への補助金等、「働いてほしい」という会社のニーズと「子供を保育園に迎えにいかないといけない」というお母さんのニーズをどちらも満たすサービスがより広まるよう、働きかけるのもいいかもしれません。

上司が両立のスタイルを取り入れたら一番手っ取り早い。部下がそのスタイルを真似するのは容易

上司が積極的に取り入れてくれれば、部下も続きやすいというのは事実でしょう。上司が自分と似た経験をしていれば、相談もしやすく心強いです。

また、現代においても「育児は母親がメインで担うもの」というイメージが学生の中にあります。しかし実際は、夫婦で仕事の予定を共有してお迎えのやりくりをする等、協力し合っている夫婦が多いようです。学生や若い世代が抱いている「育児=母親」という固定観念を払拭することも重要になってきます。

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今回の学生アンケートで、学生が育児と仕事について抱いている様々な意見を知ることが出来ました。高齢化が進むこともあって働く女性が増えていくであろうこれからの社会、育児と仕事の両立は多くの女性がぶつかる問題ですし、学生でも将来に不安を抱いている人はとても多いです。そんな問題や不安を少しでも取り除き、より育児と仕事が両立しやすい社会が構築されていけばと思います。この記事が育児と仕事の両立や自分の将来について考えるきっかけとなれば幸いです。

文:LAXIC学生編集部  豊福遥

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