新年度が開始して早や1ヶ月。育休を終えて、久しぶりの職場復帰を迎えた人も多いのではないでしょうか。
早く仕事がしたい! とい気持ちがはやったり、子どもと日中離れることになるのがさみしかったり、仕事と子育ての両立は大丈夫かな? と不安を感じたり...... 復職にあたっての想いも様々ですよね。
安心安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックスドット大地株式会社は、正社員、パート社員を合わせると全社員の65%を女性社員が占める、女性が働きやすく活躍できる職場としても知られています。同社では、育休取得100%、復帰率もほぼ100%だそう! そしてこの春、新たに16人のママ社員が復帰、そんなママ社員たちの新たな門出を祝うべくして、先日、異例の「復職式」が開催されました。
保育園や子どもの月齢によっても異なりますが、大体1~2週間かけて行われることが多い慣らし保育を考慮し、4月の3週目という日取りに設定された「復職式」の様子をレポートします。
復職時の不安に寄り添うためには迎え入れる側の気持ちも大切。
お互い良いスタートを切るための「復職式」
昨年のトライアルを経て、今年で2度目になる復職式。人事担当執行役員の尾崎さんの
「皆さん、お帰りなさい」という祝辞で始まりました。
「復職にあたって不安な気持ちもあるかもしれません。すでに復職している先輩ママ社員たちも最初は不安なスタートだったと話していました。
そんな気持ちに寄り添うためには迎え入れる側の姿勢も大事です。
今日の復職式は皆さんを迎え入れる日でもあり、一緒にこれからまた仕事をする仲間たちが気持ちを新たにする日でもあります。
人事としてはこれから育児に限らず多様な働き方に対応できる仕組みや環境を作っていきたいと思っています」と温かい言葉で復職する皆さんを歓迎していました。
続いて、復職者代表者として、今井朋子さんが登壇しました。
「私は第二子の出産を経ての復帰なのですが、第一子を育てながら働いていた間も
上長が時間的な配慮を理解してくれつつ、仕事も任せてくれていたので、今回の復帰に関して不安はなく、早く仕事がしたいと4月が来るのを心待ちにしていました。
今回、フルタイムで復帰したいと相談したところ、就業規則通りの「9時から18時」を「8時から17時」の勤務に調整してもらっています。
このように柔軟に対応してもらえたことが有難いと感じていますし、働きたいけど制限がある人に対してどのように働けるかを考えてくれることがまさに"多様性"だなと思っています」
最後に、復職証書とプレゼント授与の時間です。
それぞれ直属の上司から「おかえりなさい」と証書が渡され笑顔がこぼれます。
プレゼントはキットオイシックスと共働きごはんのセット。
お迎えから帰宅すると慌ただしい日々もこれがあれば助かりそうですね!
同時期に育休を取得していたメンバーと定期的に会う機会も。
「復職同期」の絆が生まれた
式典の後、復職式で復職者代表挨拶を務めた今井さんに話を伺いました。
3歳の長男と6か月の次男のママである今井さんは第一子を出産し復帰後、オイシックスドット大地株式会社に転職。今回第二子の出産にあわせて産休、育休を取得しました。
復職に向けて意欲的な今井さんは、何と4月1日に復帰し、慣らし保育の期間はパートナーにお願いしたのだとか。
「最初の数日は、保育時間も午前中だけなので、その後夫は子連れで出社するなど
協力してくれました」(今井さん)
保育園の入園や復職は大きなライフイベント。パートナーのサポートは不可欠であることが窺えます。
ここ数年、社員数の増加に伴いママ社員も右肩上がりで増えているため、会社側としても制度を整えるなど、社員のケアに余念がありません。
「同時期に育休を取っているメンバーと会社に集まる機会を設けてくれたのがとても良かったんです。
ちょうど昨年、オフィスが移転したので、見学をしたり、別フロアにあるキッチンでランチしたり。保活の情報交換もしました。
人事部は復職したらどんな問題が起きそうか、それにどう対応していくか、というワークショップを開催してくれたのでみんなと意見交換もできましたし、同じタイミングで復職する同期みたいな絆も生まれました。
時間の制約があっても成果を出している人が多い会社なので、これから頑張っていきたいです」(今井さん)
同じタイミングで入社する同期とはまた違う「復職同期」という新しいコミュニティにも恵まれ、復帰後も支え合っていけそうですね。
前向きで明るいムードに溢れるひと時でした。
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