琵琶湖近くにある鴨川の河川敷などに、放射性セシウムを含んだ大量の木材チップやチップを入れた土のう77個(200~300トン)が放置されていることが分かった。滋賀県が9月17日に発表した。47NEWSが報じている。
放置が見つかったのは、滋賀県高島市安曇川町下小川の河川敷。滋賀県の調査によると、チップからは、最大で1キログラム当たり3千ベクレルの放射性セシウムが検出された。この数値は再利用可能な基準(100ベクレル)を上回るものだ。川の水や魚、周辺の農作物などからは、放射性物質は検出されなかったという。
木材チップは福島第一原発事故の被災地などのものが持ち込まれたとみられ、既に、県は持ち込んだ男性を特定しているという報道も出ている。
一連のニュースを受けて、インターネットユーザーの間では、「個人ではできないのでは」「氷山の一角」などの声が上がっている。