クレオパトラの時代から日本の芸者まで...このメイクが世界の女たちのトレンドだった(画像)

美のトレンドは繰り返す。「BuzzFeed」は、人々が理想とする美しさが時を超え、場所を変えて大きく変化してきた様子を動画で紹介している。もしかしたら、この中に近い将来復活する美のトレンドがあるかもしれない。

美のトレンドは繰り返す。

1980年代、女優のブルック・シールズがはっきりとした濃い眉を流行らせた。1990年代、スーパーモデルのケイト・モスが細い眉のトレンドを作った。そして2010年代、モデルのカーラ・デルヴィーニュが太くて濃い眉を復活させた。

しかし、美しさの基準にあわせて変わっていくのは眉だけではない。「BuzzFeed」は、人々が理想とする美しさが時を超え、場所を変えて大きく変化してきた様子を動画で紹介している。

もしかしたらこの中に、近い将来復活する美のトレンドがあるかもしれない。

古代エジプト(紀元前3150年~紀元前31年)

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アイメイク:鉱物の粉末を水で練った黒い粉「コール」でアイラインを引いた。アイシャドウはグリーンやブルーが使われる事が多かった。

リップ:人気の色はオレンジや赤、赤紫色。濃い藍色もあった。

ヘア:髪は編んで長くたらし、顔を縁取るようにしていることが多かった。

古代ギリシャ(紀元前800年~紀元前500年)

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:「1本につながった眉」が最高に美しいとされていて、眉の薄い女性は動物の毛を眉間に糊で付けることもあった。

アイメイク:力強い眉の邪魔にならないよう、アイシャドウには自然な色味が使われていた。

古代インド・グプタ朝(西暦320年~500年)

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アイメイク:コールでアイラインを引いていた。

リップ:口紅を塗っていた。この時代の口紅は現在の口紅の原型となっている。

ヘア:低い位置でお団子にする、もしくは編み込んで、花飾りをつけることが多かった。

ビンディー:既婚のヒンズー教徒の女性だけが額の装飾「ビンディー」をつけていた。

イギリス・エリザベス朝(西暦1558年~1603年)

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:おしろいをたっぷりとつけていた。

リップメイク:はっきりとした濃い口紅が流行していた。

:他の時代に額が美しさのポイントになることはあまりないが、エリザベス朝では、広い額が美しさの証しだとされていた。そのため、多くの女性が生え際と眉を剃って額を広く見せようとしていた。

日本の芸者(中世~1700年代)

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:顔から首周りや首の後ろまで、おしろいを厚く塗っていた。襟足の部分はWのラインを描くように、髪の生え際から5センチほど残して塗られた。

リップ:唇にもおしろいを塗り、その上にリップ用ブラシを使って赤い口紅で花のつぼみの形を描いた。

アイメイク:上まぶたはまつ毛の線に沿って黒いラインを引き、目の下には下まつ毛に沿って赤いラインを引いた。

フランス革命前(1775年~1789年)

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:赤い頬紅がたっぷりと塗られていた。

リップ:唇の艶を保つために油が使われていた。キスをする前にはおすすめできない方法だが、今はリップグロスで同じような艶をだすことができる。

:炭を使ってほくろを描くのがおしゃれとされていた。それに満足できない女性はデコルテに血管を描いたという。もしかしたら、肌を日焼けした色に見せるブロンザーで、胸の谷間を強調する方法の先駆けだったのかもしれない。

イギリスのヴィクトリア朝(1837年~1901年)

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この時代、ヴィクトリア女王が化粧をすることは失礼なことだと公言。自然な外見の「ナチュラルルック」がいいとされた。すっぴん風のナチュラルメイクの時代が到来したのだ。

:シミなどを隠すために、薄くおしろいをつける程度だった。

:頬紅は塗らずに、指で頬をつねって自然な血色を出した。

ヘアメイク:長く伸ばして、首の後ろでシニョンに束ねていた。

スウィング全盛の1960年代(1960年~1969年)

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リップ:淡いピンクの口紅が大流行した。

アイメイク:鮮やかな色合いのアイシャドウとつけまつげで目元を強調した。

:さまざまなチークを使い分けて、頬の下のくぼみを作り出していた。

ヘア:髪型は大きければ大きいほどいいとされ、フワフワした大きなかつらをつけることもあった。

女性の美しさの変遷を追った動画を作っているのはBuzzFeedだけではない。ファッションのウェブサイト「The Cut」も、1つの国が過去100年間にたどった美の移り変りを動画で公開しており、韓国と北朝鮮や、イランで女性の美しさの基準が変わっていく様子を紹介している。

どちらかといえば面白さにフォーカスを置いているBuzzFeedに比べて、The Cutの動画は、国の経済や政治状況の変化が、女性の外見にどのような違いを生み出すかを探る、一歩踏み込んだ内容だ。

この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:遠藤康子/ガリレオ]

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