2017年のアメリカ国内の年間興行収入で、女性主演の映画がトップ3を独占した。ニューヨーク・タイムズなどが報じた。
1位は、デイジー・リドリー主演の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の5億3300万ドル(約598億円)。2位はエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』の5億400万ドル(約566億円)、3位パティ・ジェンキンス監督でガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン』の4億1260万ドル(約463億円)となった。
調査会社コムスコアの上級アナリスト、ポール・デガラべディアン氏はニューヨーク・タイムズに、「女性が本当の意味で映画の巨人として台頭した年だ」と語った。
興行収入を分析する「Box Office Mojo」とデータベース「Box Office Madness」によると、女性主演の映画で興行収入のトップを独占したのは1958年以来だという。その時はミッツィ・ゲイナー主演の『南太平洋』、ロザリンド・ラッセル主演の『メイム叔母さん』、エリザベス・テイラーの『熱いトタン屋根の猫』がトップ3となった。
しかし、ニューヨーク・タイムズによると、興行収入の統計は1980年まで不確定要素が多いという。それでも女性主演映画によるトップ3の独占は、少なくとも数十年はなかったとみられる。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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