「生理があるのは女性だけじゃない」あるトランスジェンダーが衝撃的な写真をシェアした理由

「生理があるのは女性だけではありません。それに全ての女性に生理があるわけでもありません」
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「一般に考えられているよりも、もっと多くの人が生理を経験しているんだ」というメッセージを伝えようとしている人がいる。

トランスジェンダーでアーティストのキャス・クレマーさんは、生理中に生理用品をつけない自分の写真をInstagramに投稿した。

右手に持ったスケッチブックには、「生理は女性だけのものではない #BleedingWhileTrans(トランスジェンダーとして血を流す)」書かれている。

クレマーさんは、1年前に開かれた「生理会議」で、自分が初潮を迎えた時の気持ちを詩にして発表した。Instagramには、その詩も一緒に投稿した。

生理アクティビストとして活動するクレマーさんは、ジェンダーを問わず全ての子供たちに生理のことを知ってもらうことが大切だと考える。そのために「トニとタンポンの冒険:生理のぬり絵」をつくったが、作品を批判する人たちもいた。それがきっかけで、今回写真と詩をInstagramに投稿した、とハフポストUS版に話した。

「ある友人に、生理中で胸が膨らんでいてバインダー(胸を抑える下着)が着れない、着ると息が出来ず苦しいと初めて打ち明けたんです。彼女はフェミニストのアクティビストでしたが、彼女でさえ、私のような立場の人が定期的に(不定期にも)血を流しているということを、考えたことがありませんでした」

「その時私は、生理を女性だけに結びつける考え方を変えたい、そのために自分の経験を話さなければいけないと思いました。生理があるのは女性だけではありません。それに全ての女性に生理があるわけでもありません」

写真には、トランスジェンダーを嫌悪するコメントも書き込まれる一方で、トランスジェンダーの生理について多くを学べたという好意的なコメントも寄せられた。

「女性ではない人に生理があるなんて考えたことがなかったというコメントがたくさんありました。そして、将来に希望を持てるような建設的なやりとりもたくさんありました」

「その中でも私が一番好きな反応は、トランスジェンダーの人たちや、自分を男性でも女性でもないとする人たちが『詩のおかげで、自分は一人ぼっちではないと感じた』と言ってくれることです。私にとって最大のモチベーションでとても光栄に感じます」

生理について知ってもらうためのクレマーさんの活動はこれからも続く。自分で出版団体をを立ち上げたクレマーさんは、「人々を笑顔にし、生理のタブーを打ち破るために、『トニとタンポン』をもっと広めたい」という

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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