花嫁は結婚式で愛を誓った。がんで亡くなるわずか数時間前に

「一体誰が、このように私を愛することができるでしょう」

2016年12月23日、学校専属心理カウンセラーのヘザー・リンゼイさんは乳がんで、近く死亡すると診断された。

がんの死亡宣告がなされる前、そしてこの時でさえ、リンゼイさんの恋人、デヴィッド・モッシャーさんは、がんと闘っているのは自分一人だけではないことを、リンゼイさんにわかってもらいたかった。

「その夜、私がプロポーズするつもりであることを、彼女は知りませんでした」と、モッシャーさんはコネチカット州ハートフォードのWFSBに語った。

「しかし私は自分自身に言い聞かせました。たった一人でこの道を歩むのではないことを、彼女に知って貰う必要があるのだ、と」

その夜、モッシャーさんはリンゼイさんを馬車に乗せてから、片膝をついてひざまずき、結婚を申し込んだ。リンゼイさんは承諾した。

2017年になって、このカップルは、良い知らせより、悪い知らせを聞くことが多くなった。リンゼイさんのが希望のない予後の診断を受けたにもかかわらず、リンゼイさんは2017年12月30日に予定された結婚式の日まで生き抜こうと決意した。

式の日が近付いてきているのに、そこまで十分にもたないかもしれない、と医師たちはモッシャーさんに告げていたのだ。

12月22日、病院内の礼拝堂で家族や友人に囲まれて、体が完全に衰弱しているのに何とか誓いを立てて、ヘザーはデヴィッドと結婚した。

花嫁介添人を務めたクリスティーナ・カラスさんは、残っているすべての精神力を使い果たし、挙式する花嫁の感動的なこの画像を撮影していた。

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「私たち全員がそこに立っていた時に、彼女は亡くなっていました」

「彼女が口にした最後の言葉は、結婚の誓いでした」と、この花嫁介添人はWFSBに語った。

彼のモッシャーさんと結婚する夢を実現して1日も経たないうちに、そして1年前に彼が彼女にプロポーズした日の翌日に、ヘザー・モッシャーさんは亡くなった。

「痛みがひどいのを見ていましたが、彼女は私と結婚するまで生きるのを諦めませんでした」と、デヴィッド・モッシャーさんはNBCコネチカットに語った。「一体誰が、このように私を愛することができるでしょう」

リンゼイさんが結婚を予定していた日、12月30日に、彼女は夫によって埋葬された

ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。