世界初「3Dプリントでつくる家」コンペ最優秀賞はこんな家(画像)

2017年に、3Dプリントを開始する予定。

アーキデイリーに掲載された記事を翻訳しました。

3Dプリントで住居を設計する世界初のコンペ「フリーフォーム・ホームデザイン・チャレンジ」で、建築事務所「WATG」のアーバン・アーキテクチャ・スタジオが、最優秀賞を獲得した。

最優秀賞に輝いたWATGのデザイン

Open Image Modal

コンペには世界中の建築家、デザイナー、アーティスト、そしてエンジニアが参加し、3Dプリント技術が建築物と人間の生活をどれだけ変えていけるのか、可能性を探った。

建築会社「ブランチ・テクノロジー」が決めたコンペの課題は「従来の建築、人間工学、建築方法、そして家に関する全て」にとらわれない、600〜800平方フィート(約56〜74㎡)の一世帯住宅だ。

最優秀賞を受賞したデザインは、内側が仕切りの無い、開放的なつくりになっている。また、パッシブソーラー技法を使って自然光を取り込み、外の自然と一体感を味わえる。複雑なアーチ形をした外装は、有機的で周囲の環境と調和のとれたデザインだ。

Open Image Modal

ブランチ・テクノロジーの創立者、プラット・ボイド氏は、作品の曲線的なデザインが「環境と見事に融合し、少人数で最初から最後までつくる『セル生産方式』の可能性を拡大し、 今まで出来なかったような建築を可能にしている。その一方で、経済的な従来の建築方法も取り入れている」と話している。

この家は、テネシー州チャタヌーガにあるブランチ・テクノロジーのラボで具体的な計画段階に入る。2017年には3Dプリントを開始する予定だ。

In partnership with ArchDaily.

Open Image Modal

Open Image Modal