アメリカ西部のカリフォルニア州で続く大規模な山火事をめぐり、同州にある農業用の空撮サービス会社「テラビオン」が、被災した農家らを対象に、火災前後の空撮写真を無料で提供し始めた。
同社は公式サイトで次のように呼びかけている。
テラビオンは、北カリフォルニアで起きた山火事で耕作地が影響を受けた農家らに対し、無料で画像を提供しています。
みなさんが生活を立て直すにあたり、画像が保険や政府からの救済措置手続きを迅速に進め、後押しすることになればと思っています。
あなたのワイン用の農園、田畑の無料画像を受け取りたい方はどうぞ連絡をください。
画像はドローン(無人機)で空撮しており、最高経営責任者(CEO)は、アフガニスタンで最初のドローンを指揮した経験があるとしている。
山火事が起きたカリフォルニア州は、世界有数のワインの産地。ワイン以外にも、果物や野菜などの栽培が盛んな農業地域だ。
ロサンゼルスタイムズによると、山火事はなお続いており、これまでに40人が死亡、5700棟の建物が失われ、焼失面積は約9万ヘクタールにのぼるという。