働きながら、子どもとの時間をつくり、家事に追われ...... ワーママの皆さんは日々、自分のいろんな顔を使い分けていますよね。ふと自分の毎日を振り返ってみると、「母親」と「仕事」の両立は頑張っている自覚がある一方、平日は忙しすぎて夫とすれ違い、週末も家族との時間を優先して夫婦の時間は皆無。
「妻」としては機能できているのだろうか? という疑問が...... 果たしてこのまま夫婦間のすれ違いが続いても良いものだろうか? そもそも「妻」としての役割ってなに? このまますれ違いが続くと、行く末は家庭内別居なんてことに?! そんな一抹の不安を覚えたので、ワーママ緊急アンケートを実施。質問に答えていただきながら、「妻」としての自分の顔について考えていただきました。
Q1. ご自身の中で「母親・仕事人・妻」の3つの顔があると思います。それぞれの理想と現実の比率を教えてください。また、その理由も教えてください。
まずは「妻」としての顔の意識調査として、「母親・仕事人・妻」の3つをどのくらいの割合で使い分けているかお伺いしました。結果は以下のようになりました。
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- 理想の比率(平均) 母親4.5:仕事人3.4:妻2.1
- 現実の比率(平均) 母親4.7:仕事人3.9:妻1.4
<理由>
- 子どもに手がかかるのでほぼ母の顔。夫には八つ当たりばかり(結婚16年目/子3人)
- 夫が長男のようなので...... というか、妻としての役割を考えたことがなかった (結婚6年目/子2人)
- 子どもたちの成長を見たいので子育ても頑張るのと、仕事も続けたい。この両立で精一杯。あとは疲れて寝るだけの毎日(結婚7年目/子2人)
- 妻としての役目は現実的には大して果たせてない。子どもが巣立ったら自分時間が取れると分かっていても「プライベートタイム」が欲しい(結婚18年目/子2人)
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理想と現実のギャップがこの数値に表れていますね。「妻」としての比重が「母親」と「仕事」に0.7ポイントも吸い取られています。しわ寄せは「妻」役割に。また、この3つの顔以外で「私個人」という顔を大切にしているワーママも。それもとても大事なはずなのに、私自身が「私個人」という存在自体をすっかり忘れていました。
続いて、夫婦が「互いのために頑張っている」と感じることについて伺いました。
Q2.自分なりに「(妻として)頑張ってるな!」と思えるときはどんなとき?
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- 夕飯に1品だけ夫だけに出す「つまみ」を作っています。自分も食べますが(結婚16年目/子3人)
- 夫の不規則な時間に合わせて二人で過ごす時間を作るようにしている。リビングはすっきり整え帰宅した夫がくつろぎやすい様に(結婚10年目/子2人)
- 甘党な旦那ゆえ、疲れていそうな時はシュークリームやケーキなど甘いものを買っておいて、食後のティータイムで至福の時間を(結婚7年目/子2人)
- 旦那をサポートしているとき(結婚11年目/子2人)
- 夫の両親や兄弟をもてなすとき(結婚8年目/子2人、結婚13年目/子3人)
- 家事をほぼ一人でまわしている(結婚13年目/子1人、結婚4年目/子1人)
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毎日の家事・育児・仕事で脇目も振らず頑張っているワーママのみなさん。夕飯時なんて戦場そのものですよね。そんな中で、「一品だけ好きなつまみを作る」「甘いものを用意しておいてあげる」「リビングを整えておく」など、ちょっとした気遣いを大切にされている方が多いようです。
Q3.ご主人のことを「(夫として)頑張っている、嬉しい!」と思えるときはどんなとき?
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- パンやケーキなど自分の好きなものを買って来てくれるとき(結婚10年目/子2人、結婚4年目/子1人)
- 誕生日に花を買って来てくれたとき(結婚8年目/子2人)
- だまって洗濯物を干し、お皿を洗ってくれるとき(結婚16年目/子3人、結婚7年目/子2人、結婚13年目/子1人)
- 無言で夕食後のお皿を洗ってくれるとき、子どもと遊んでくれてるとき、学校行事に一緒に行くとき、私に新しい仕事を振ってくれるとき。「私のこと考えてくれてるんだな」と思う(結婚11年目/子2人)
- ごはんを作ってくれるとき。子どもたちが寝た後にワイン開けてくれるとき。私の出張中でもちゃんと家事育児をこなしてくれてるとき。会社休んでデートしよう、と誘ってくれるとき(結婚13年目/子3人)
- 私の話(愚痴ふくめ)を聞いてくれるとき(結婚18年目/子2人)
- 記念日などを大切にしてくれる。日頃から優しい言葉をかけてくれる。2人で過ごす時間を作ろうとしてくれている(結婚10年目/子2人)
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こちらも日々のちょっとした心遣いを嬉しく思うことが多いようです。「家事を黙ってこなしてくれる」「自分の好きなものを買ってきてくれる」「二人の時間を取ろうとしてくれる、記念日を大切にしてくれる」なんて、聞いているだけでほっこりしてしまいます。そしてお互いその状況に慣れてしまわないで感謝する気持ちも大事にしたいところ。
ポジティブな面もあればネガティブな面もある...... ということで、夫婦としてダメだなと感じることについても伺いました。
>Q4.「(妻として)機能してないな、最悪だな」と思うときはどんなとき?
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- 「子育てに協力してくれない」と常にガミガミ(結婚8年目/子2人)
- 家事育児を結構手伝ってくれる夫なのに、粗探しして怒ってしまう(結婚16年目/子3人)
- 子どもの前でダメ出ししてしまうとき(結婚4年目/子1人、結婚10年目/子2人)
- 相手が体調を崩した時に「自業自得、自己管理がなってない」と介抱しながらイラっとして態度に出す(結婚6年目/子2人)
- 物事が思い通りにならずイライラなとき、主人が話しかけようとしてるのに忙しさアピールをして話を聞こうとしないとき(結婚11年目/子2人)
- 料理をしない、家事をしない(結婚10年目/子2人)
- 夫が帰って来ても起きられない(結婚7年目/子2人)
- 夫の家族の集まりにあえて参加しない(結婚13年目/子3人)
- 夫のリクエストなどに応えられないとき(結婚18年目/子2人)
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怒っている・ダメ出しするなどイライラをぶつけるタイプと、キャパオーバーなときに黙って放棄するタイプに分かれました。私もどちらも経験がありますが、爆発した後は夫との気まずさと自分への嫌悪感でいっぱいに...... 最終的には負のスパイラルに陥るので、事故処理は早めの方が妥当です。「妻として頑張っていると思うとき」を思い出して、翌日リカバリーしたいものです。
Q5.ご主人のことを「(夫として)最悪、近寄りたくない」と感じるときはどんなとき?
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- 夜遅く酔っ払って帰ってきたとき(結婚11年目/子2人、結婚13年目/子1人、結婚4年目/子1人)
- 酔っ払ってソファで寝る→朝起きれない→何もできない。たまにパソコンがエロ動画のまま!(結婚8年目/子2人)
- なんとなく女の影がチラついたとき(結婚7年目/子2人)
- 悪酔いしているとき、最悪。理想が高く、私が現状に一杯いっぱいな事が理解できないのか、現実的な話がきちんとできない。(結婚10年目/子2人)
- 自分だけの勝手なペースで生活しているとき。夜遅くにフットサルに行って翌朝寝坊するとか(結婚6年目/子2人)
- いびきがうるさくて睡眠妨害(結婚10年目/子2人)
- 思わない。子供の数が3人になり、夫無しでは生きていけなくなり、離婚という選択肢が消え、夫婦仲はとても良くなった。(結婚13年目/子3人)
- 特になし(結婚16年目/子3人、結婚18年目/子2人)
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どれも文字で読むだけでも嫌ですね(苦笑)。外食や酔っ払っているときはまぁ放っておくとして、自分だけの趣味や女関係など、自分勝手な行動に出られると本当に最低! そんな中「特に思わない」と回答いただいた方も数名いらっしゃいました。しかも結婚歴が10年以上! 夫婦関係の良好さが伺えました。
「妻」という存在を考えてみると、「夫婦」の理想と現実が浮かび上がる結果となりました。ご覧いただいた皆さまも、自分の中でどんな妻・夫が良いとされているのか、振り返るきっかけにもなったのではないかと思います。
生活は毎日のことなので、自分が疲れている日もあれば相手が疲れている日もある。そんなときこそ、お互いのちょっとした気遣いや思いやりが大事なのですね。あとは感謝の気持ちを忘れないこと、そして相手に伝えること。夫婦関係も日々の積み重ね。(よっぽどのことがない限り)ある日突然良くなることも悪くなることもないのかもしれません。
続く後編では、夫婦の時間の取り方やコミュニケーションについてリサーチしてみました。
【ライター 飯田りえ】
20代は関西の女性誌編集部で仕事漬けの日々。とにかく自分で歩いて、見て、聞いて、食べて...... の7年間を過ごす。
結婚を機に上京し、フリーで活動しはじめたところ妊娠発覚。仕事復帰しようとした矢先に2人目も妊娠し、気がつけば4歳と1歳2人の男の子のママに。週末はもっぱら世田谷区内の公園&おいしいものめぐりな日々。お笑いとパンをこよなく愛する神戸人です!
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ワーママを、楽しく。LAXIC
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