ケネディ夫人がプロポーズ断る手紙、オークションで落札。その相手とは?

ケネディ大統領の夫人が生前に書いたプロポーズを断る手紙が、ロンドンのオークションにかけられました。
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Former United States President John F. Kennedy and first lady Jackie Kennedy sit in a car in front of Blair House during the arrival ceremonies for Habib Bourguiba, president of Tunisia, in Washington, in this handout image taken on May 3, 1961. November 22, 2013 will mark the 50th anniversary of the assassination of President Kennedy. REUTERS/Abbie Rowe/The White House/John F. Kennedy Presidential Library (UNITED STATES - Tags: POLITICS ANNIVERSARY) ATTENTION EDITORS - THIS IMAGE WAS PROVIDED BY A THIRD PARTY. FOR EDITORIAL USE ONLY. NOT FOR SALE FOR MARKETING OR ADVERTISING CAMPAIGNS. THIS PICTURE IS DISTRIBUTED EXACTLY AS RECEIVED BY REUTERS, AS A SERVICE TO CLIENTS
Handout . / Reuters

イギリス・ロンドンで驚きの品物がオークションにかけられた。アメリカのケネディ大統領夫人のジャクリーン・ケネディ氏(故人)が、イギリスの駐米大使からのプロポーズを断る手紙だ。3月29日、約9万8500ポンド(約1370万円)で落札されたと、BBCなどが報じた。

AFP通信によると、この手紙は、ジャクリーン夫人が、ケネディ大統領在任中に駐米大使だったデービッド・オームズビー・ゴア氏とやりとりしたもの。その中で、ゴア氏からプロポーズを受けたジャクリーン夫人が、結婚を望まない理由をつづっている。

「もし、私が癒しや慰めを見つけることができるとしたら、私の過去や悲しみの世界と関わりのない人といる時です」「あなたは私の親愛なる兄妹で、信頼できる相談相手です」などと書いている。

手紙は全部で18通あり、1963年にケネディ大統領が暗殺されてから、ジャクリーン夫人がギリシャ人実業家のオナシス氏と1968年に再婚するまでの間に書かれた。

ゴア氏は1967年、妻を交通事故で亡くしている。その直後に、ジャクリーン夫人とカンボジアのアンコールワットを訪れたことが報道されており、2人の間の親密な関係が当時注目を集めていた。

手紙には、プロポーズを断られたゴア氏の返事も含まれていた。

「この夏の隠密に結婚する計画を含めて、お互いの休暇や僕たちの結婚の問題への解決策など、リビアのキレナイカを訪れた際に哀れな計画を考えていた」とつづっている。

さらに、「熱心に話し合っていたように思えた計画、ケープタウンで率直に語り合ったこと、その後のカンボジアでの素晴らしい10日間。全てが一瞬のうちに何もなかったごみのように変わってしまった」と、悲痛な思いを訴えている。

この手紙は、ケネディ大統領やイギリス首相からの手紙などを含む、ゴア氏の家族が住む自宅で見つかった文書の一部だった。

ゴア氏の孫の品物として、オークションに出品。手紙を含む全531品が、計約260万ポンド(約3億5600万円)で落札された。オークションで得た金は、400年以上の歴史のある邸宅の修繕費に充てるという。

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