札幌冬季アジア大会のスピードスケートで2月21日、女子1500メートルがあり、日本勢が4位までを独占したものの、大会規定により3位の高木菜那(日本電産サンキョー)が銅メダルを逃すという「珍事」があった。産経WESTなどが報じた。
アジア大会の規定では同一種目でメダルは1カ国2個までとされており、表彰式では5位の中国選手が繰り上がって、銅メダルを受け取ることになった。高木菜の順位に変更はない。
試合では、この種目を得意にしている妹の高木美帆(日体大)が優勝。さらに、2位に押切美沙紀(富士急)、4位も佐藤綾乃(高崎健大)が入るなど日本勢が1~4位を独占した。
(【札幌冬季アジア大会】銅メダルは5位の中国人選手 女子スケート1500メートル 高木姉妹表彰台そろい踏みならず - 産経WESTより 2017/02/21 14:55)
読売新聞は「大会組織委員会によると、アジアの冬季スポーツ普及を促す目的から、『モチベーション(意欲)にもつながるよう、メダルを複数の国・地域で分け合ってほしい』とアジア・オリンピック評議会(OCA)が求め、過去の冬季アジア大会でも組織委との協議の上でこの規定を採用したことがあるという」と伝えた。
高木菜那は「メダルをもらえなかったのは悲しかったですが、少しずつタイムがよくなっている。いいレースはできたかなと思います」と話した。
スピードスケート女子1500メートルで3位になったが、銅メダルを獲得できなかった高木菜那=2月21日、北海道・明治北海道十勝オーバル
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