バズフィードがWHO(世界保健機関)のブラックリスト入りだった、ということをワシントンポストなど海外メディアが報道していました。
WHOのコミュニケーションチーム内部のメールのやりとりに、バズフィードの記者が入っていたことで明るみになったことです。
@moneyries@cfeig Part two pic.twitter.com/eQZ0rm5L4r
-- Miriam Elder (@MiriamElder) 2014, 11月 13
記者はWHOスタッフにエボラ出血熱に関するメールレポートのリストにバズフィードが加われないことを聞くためにメールを投げたところ、上記のようなメールが返されました。
「バズフィードの直近の3つの動き:発行人交代と記事フォーマット・ニュースアプリ開発」という記事でも少し触れましたが、保守からもリベラルからも支持がいちばん少ないことがわかっているバズフィード。硬派なニュースに力をいれているものの、軽い印象が抜けないのでしょうか。
WHO広報によれば、ナイロビで活動するバズフィード記者で、人権やアフリカのトピックを報道するJina Moore氏の不正確な報道をめぐって衝突があったそうで、彼女については拒絶するものの、バズフィードというメディア全体をブラックリストに入れているということではないとのこと。
情報源と新興メディアの関係性について考えさせる出来事でした。バズフィードについては、以下の記事も参考にしてみてください。
(2014年11月25日「メディアの輪郭 新興メディアの視点と大手メディアの実験を追うブログ」より転載)