ケニヤの自然保護区で発見され世界中で話題を呼んだ「白いキリン」の親子が、死亡した状態で3月10日、発見された。現地のイシャクビニ保護区によると、密猟者によって命を奪われたとみられる。
白いキリンが話題となったのは2017年。現地の「ヒロラ保護プログラム」が撮影した動画には、全身が真っ白なキリンの姿が捉えられ、YouTubeの再生回数は130万回を超えている。
このキリンは、皮膚の細胞が色素を作ることができない「白変種」。死体は見つかったときすでに白骨化していて、死亡から少なくとも4か月ほどたったとみられるという。
発表によると、白いキリンはオスの一頭だけが残っているとみられる。
イシャクビニ保護区の責任者は発表で「これは研究と地域の観光によって長期的な損失だ」とコメントしている。ケニア当局はこの件について捜査を開始している。