アメリカのドナルド・トランプ大統領が11月5日に初来日するのに合わせて、首都圏を中心に警備体制が強められている。
ハフポスト日本版の取材では、JR東日本や東京メトロなど主要な路線で、主要駅のゴミ箱を一時撤去しコインロッカーの使用を中止するなどの措置を取っていることがわかった。
いずれも世界中で相次ぐテロを意識し、爆発物などを仕掛けられる可能性を減らすための施策だという。
さらに、一部の駅で封鎖の対象は、女子トイレの「汚物入れ」にも及んでいることがわかった。
ハフポスト日本版がTwitterユーザーの情報協力を得て確認したところ、西武新宿線の高田馬場駅の女子トイレでは、汚物入れや洗面台付近のゴミ箱も封鎖されて使用できなくなっていた。
西武鉄道の広報に確認したところ、基本的には撤去していないとの回答だったが、高田馬場駅の駅員によると「他の路線との乗り入れ駅のため、特に警戒を強めている」とのことだった。
その他、JR東日本の広報担当者は取材に対し、「基本的に汚物入れの撤去はしていない」とした。一方で「警備上の都合によっては現場で判断して封鎖・撤去をしている可能性もある」とした。
Twitterでもこうした目撃情報が投稿され、汚物を持ち帰るために「エチケット袋や消臭スプレーを持っていた方がいいかも」などの呼びかけをする人もいた。
紹介されたのは、ジップ付き袋、生ゴミ用やサニタリー用の防臭袋、100円均一などで売らているエチケットケースなどの商品だ。
Twitterなどでは、「オリンピックの時にはどうなっちゃうんだろう」などと不安視する声もあがっていた。
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トランプ氏の日本滞在は5日から7日の予定。
電車や駅での規制に加え、首都高や中央道、都心部の一般道などの通行がトランプ氏の移動時間にあわせて一時的に規制されるという。