米国家安全保障局(NSA)が電話やインターネット上の情報を収集しているとの報道を受け、IT各社は人々の批判の目から外れようと努力している。しかし多くの場合、一般の民間企業も同様に、あなたの個人情報を収集しているのだ。各社に知られているかもしれない情報を以下で紹介しよう。
1.「顧客の妊娠」が把握できる百貨チェーン
2. 顧客の所得に合わせて価格表示を変更
大規模文具チェーンのStaples社とDIYチェーンのHome Depot社は、[住所から推定される]顧客の推定年収[や、他店からの距離]などの個人情報に基づいて、インターネット上に掲示する製品価格を変えていることが報道された。平均所得の「高い」地域では、[競争がより激しいため]割引価格がより頻繁に見られた、とThe Wall Street Journalは報じている。
3. あなたが「病欠」した日に、実はどこにいたか、上司は知っている
一部の州の企業は、会社から支給された携帯電話に搭載されたGPSを利用して、あなたのあらゆる行動を合法的に追跡できる。サボるときは、iPhoneを家に置いて行こう。
4. あなたが通販で注文した恥ずかしい商品を、数千の企業が知っている
10万社以上の企業が、10億人以上の名前を記載した膨大な郵送先名簿のデータベースを共有している。特定の製品を購入する可能性の最も高い顧客を、より効率的にターゲットにするためだが、この情報の中には、個人が過去に注文した通販の内容がすべて含まれている。
5. ブラウザーで「プライバシー設定」しても、それを迂回して閲覧を追跡
Google社は、[Apple社のブラウザー「Safari」でプライバシー設定が行われても、それを迂回して]ユーザーのウェブ閲覧傾向を追跡調査していることが、2012年に報道された。
6. Facebookアプリは、あなたの性的嗜好や政治的見解を知っている
Wall Street Journalが2012年に報じたところによると、SkypeやYahoo!を含む多数のFacebookアプリが、個人の宗教、政治的見解、性的嗜好などの情報を抜き取り、営利目的で使用している。
7. 携帯電話会社は、あなたの秘密のウェブ閲覧を知っている
2011年の報道によると、携帯電話サービスを提供するVerizon社、AT&T社、Sprint社、T-Mobile社のいずれもが、性別、年齢、閲覧履歴に基づいて収集した顧客情報を、ターゲット広告に利用している。
8. 会社の携帯は録音されている
一部の企業が、会社の携帯電話等を使って、従業員が職場の内外で行った会話を録音していると報道されている。大切な人と話すときは、内容に気をつけよう。
9. あなたが次にとる行動は予測されている
[Caroline Fairchild(English) 日本語版:ガリレオ]
関連記事