今回ご紹介する驚きの話題の写真は、Flickrのbuen viajeというユーザーが共有した、2010年にノルウェーのスバールバル諸島で撮影された1枚だ。
写真には、旅行者グループが北極海で、海面のすぐ下に巨大な脊椎があるのを見つけた時の様子が写っている。『HuffPost』はナガスクジラの骨であると報じており、撮影者は、肉の部分は1年以上にわたってホッキョクグマの餌になっていたと説明している。
当の旅行者グループは気づいていないようだが、実はクジラの脊椎が海中で完全な形で見つかるのは極めて珍しい。英国国立海洋学センターによれば、海底で天然のクジラの骨が発見されたケースは過去に6例しかないそうだ。
クジラの白骨は通常、海中にすむ腐食動物の餌となる。死んだクジラの肉は大型動物に摂食されるか自然分解されると、残りの栄養物質は様々な小型生物に摂取され、かつての海の巨大生物が単なる無機物と化すという。
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