PRESENTED BY エン・ジャパン

WeWorkが考える、西日本エリアの攻略法「世界有数の好条件が揃っている」

元ナイキのGM「壮大なミッションがあるから、心の底からワクワクできる」
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WeWorkの時価総額は420億ドル(約4.6兆円)へ。2019年4月には、米国証券取引委員会(SEC)へ上場申請書を提出したというリリースも発表。IPOの噂も囁かれている(*)。そして2019年、さらなる勝負へ。WeWorkの西日本ゼネラルマネージャーを担うスチュワート・テューダーさんにお話を伺った。

世界28ヵ国105都市、485以上のスペースを運営

マイクロソフト、Facebook、アディダス、セールスフォース…世界の大企業も、次々と「WeWork」のメンバーになっている。

WeWorkに期待されているのは、自然発生的なコミュニティ。そして、イノベーティブなプロジェクトの起点となることだ。

コミュニケーションを生むWeWorkのワークスペースは、コミュニティを念頭に置き、データに基づいて設計がなされている。

たとえば、会議室の使用頻度などは常に蓄積・分析され、より効率がいいオフィス設計に生かされる。また廊下の幅も、すれ違うメンバーがお互いを意識できる幅となる。WeWorkは、コミュニティ・ファーストでデータドリブンなカルチャーを持つ企業だと言えるだろう。

日本市場で見ていくと、2018年2月の上陸からわずか1年半足らずで17拠点を開設(※2019年5月14日現在)。

メンバーとなるのは、丸紅、象印をはじめとする大企業から、スタートアップまで多種多様だ。さらに研究開発、新規事業担当、経営ボードなど多様なチームが利用するケースも少なくない。

そして2019年は、さらなる勝負へ。

「いまWeWorkで働くということ。グローバルで見ても、すごくエキサイティングな環境だと思います」

こう話してくれたのが、元ナイキのスチュワート・テューダーさん。ゼネラルマネージャーとして、西日本を統括する責任者だ。WeWorkはこれからどこを目指すのか。そして西日本というエリアをどう攻略するのか。

彼の仕事観と共に伺った。

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WeWorkアイスバーグ ©️WeWork
「リアルSNS」とも表現されるカルチャーを強みとするWeWork。オフィス内で開催される交流イベントも盛んだ。たとえば勉強会的なものからヨガ・瞑想、ゲーム大会まで。「コミュニティマネージャー」やメンバーさんがイベントを企画し、コミュニケーションを創出していく。
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未開だからこそ、おもしろい

2018年。都内では六本木、銀座、神宮前・原宿…そして西日本でも難波、福岡と華々しく開設されたWeWork。SNSでは、利用者や訪問した人たちが次々とその画像をシェアした。

そこから1年、とくにWeWorkとして注力しているのが、西日本エリアだ。

すでに働き方が多様となり、先進的な企業ではリモートワークなども加速。住みやすい地方都市にて、高い生産性を求めるケースも少なくない。

「街として、そしてエリアとしても、端的にポテンシャルがあると私は捉えています。たとえば関西には近い距離間に、大阪・京都・神戸といった独自の文化をそれぞれ持つ都市がある。なおかつ、都市間は少し時間があれば行き来できる環境。都会を楽しむにも、家庭を持つにも世界有数の好条件が揃っていますよね」

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ただ、まだまだその可能性を充分には引き出すことができていないと、テューダーさんは語る。

「このポテンシャルを引き出し、もっとグローバルに広めたい。これが私のやりたいことです。”東京” が話題になるのはカンタンといえばカンタンですよね(笑)西日本エリアを、ビジネスを加速させるハブにしていく。未開であり、誰もやっていないからこそ自分の手でやりたいんです」

実際に大阪でユニークな事例も出てきた、と語ってくれたテューダーさん。

「たとえば、大阪における老舗企業さんの事例。「靴下屋」で有名な『タビオ』さんに WeWorkなんばスカイオ拠点を利用いただいています。そして『タビオ』さんには、アメリカにおける市場調査の拠点として、WeWorkのニューヨーク拠点を活用いただきました。いきなり自分たちでオフィスを借りるのはリスクが高すぎる。さらにWeWorkであれば現地とのネットワークがあり、ビジネスのシナジー創出につながる可能性もある。実際、『タビオ』さんもアメリカ進出の足がかりとなっていきそうです」

西日本に圧倒的なグローバルコミュニティを作り、育て上げていく。これがテューダーさんの野望だ。

 

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Stewart Tudor(スチュワート・テューダー)│西日本ゼネラルマネージャー
東京で育ち、ボストン大学へ入学。不動産会社CBREに入社し、東京・ニューヨークで勤務。その後ナイキにて、アジアパシフィックおよびラテンアメリカのナイキストア・ゼネラルマネージャーを務める。WeWorkに入社したのは2018年。現在西日本ゼネラルマネージャーとして、大阪や福岡、そして名古屋などにおける西日本の展開、運営を統括する。
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ナイキからWeWorkへ。「今まだないものを作りたい」

彼はもともとナイキでゼネラルマネージャーを務めた人物。次の舞台として、なぜ今のフェーズのWeWorkを選んだのかーー。

「働き方って、世界標準のテーマでもあります。どの国でも課題となっている。同時に見るべきは、テクノロジーのとてつもなく早い進化です。たとえば、リモートワークにしても、コミュニケーションツールにしても、この10年で、テクノロジーによって働き方がアップデートされています」

当然、働き方が変われば、オフィスのあり方、チームも変わっていく。

「WeWorkのようなコンセプトが生まれたのは必然だと感じました。日本も、アメリカも、ヨーロッパも、さらなる変化を迎えるはず。その変化を起こす当事者として働ける」

前職であるナイキとの差についても言及をしてくれた。

「もちろんナイキは世界で愛される素晴らしいブランド。誇りをもって働いていました。同時に、“次は、今まだないもの”を自分の手で作ってみたいという思いが大きくなっていって。“新しい働き方” という形のないものを作る。この壮大なプロジェクトのコアメンバーになれる。グローバルを見ても、かなりエキサイティングな環境ですよね」

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西日本ゼネラルマネージャーとして、西日本地域の事業を統括するテューダーさん。建築家、データサイエンティストといったプロフェッショナルをはじめ、HR、コミュニティマネージャーといったチームをモチベートしていく。
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ゼロから考え、つくる手応え

どのようなシーンにやりがいを感じるのか。テューダーさんはこう語る。

「WeWorkによって生まれた人と人のつながり。それに、企業の新たな展開に立ち会えるのが喜びですね。自分たちでゼロから考え、つくる手応えがある。たとえば、巨大なオフィスビルをまるごと一棟、WeWorkへと変えることもある。物件探しから設計、メンバーの開拓まで全て自分たちで行います」

「そして仕事の結果としてコミュニティが生まれていく。とはいえ、まだ日本では2年目。WeWorkとしても、今は成功事例をためているところ。どんな風にWeWorkの使い方が広がるのか、私自身も楽しみです」

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最後に伺えたのが、彼自身の仕事観について。

「できるとわかりきっていることをやるのはつまらないですよね。壁は高いからこそ燃える。どう乗り越えるか、解決していくか考えるのがワクワクするんです」

WeWork全体で見ても、日本での展開は未体験なゾーンへ突入していると言えるだろう。

「日本市場でいえば、「早すぎる」「その規模で攻めて大丈夫なのか」とよく言われます(笑)。ただ、アクセルを緩める気はありません。2019年は、2018年のペースの倍で進んでいく。もしかしたら人によっては“リスク”と捉えるかもしれません。でも、それこそが楽しい。舗装された安全な道を行くのは、決してグッドアドベンチャーじゃない。映画だって一緒ですよね。壮大なミッションがあるからこそ、心の底からワクワクできるはずだと思うんです」

“WeWorkはアドベンチャーができる場所”、そうインタビューを締めくくってくれた。

冒険するように働く。WeWorkは、まさにそれを体現できるフィールドといえそうだ。

(*)参考