イスラエル人写真家、セフィ・バーガーソン氏は2007年からインドの結婚式を撮り続けている。バーガーソン氏がインドに初めて行ったのは2002年のことだ。一番最近の結婚式の撮影で、バーガーソン氏は重たいカメラの装備の代わりにiPhone 6S Plusを使い、これまでとは違ったアプローチで撮影することを決めた。
バーガーソン氏は撮影に協力的な一組の家族を説得し、フランス人写真家のクリストフ・ヴィズー氏などを含む6人のチームで、結婚式が行われるウダイプルを訪れた。
バーガーソン氏はハフポストインド版のインタビューに対して「非常に大きな結婚式で、iPhoneでの撮影という試みはこれまでに前例がありませんでした。私は今までこのような撮影をしたいとずっと思っており、iPhone 6Sのカメラなら可能なのではと思ったのです」と語った。
バーガーソン氏は照明を使わず、ほとんど自然光の下で撮影を行った。ダンスフロアでの撮影のみ、手持ちのLEDライトを使っている。「写真の選定も編集も、SnapseedとMexturesという2つのアプリを使って全てiPhone上で行いました。時々FaceTuneを使うこともあります」とバーガーソン氏。
Apple製品のファンを自負するバーガーソン氏は、スマホでの撮影に「特別なテクニック」のようなものは何も無いと話した。「写真というのは言葉のようなものです。伝えたい何かが写真の中にあれば、その写真は面白いものになるのです」
今回の写真は非常に高い評価を受けることになったが、スマートフォンだけで結婚式全てを撮影するのはかなり骨の折れる作業だったようだ。「結婚式全部の撮影を許可してもらうほど、ご家族に信用してもらったのは非常に光栄なことです」とバーガーソン氏はいう。また、iPhoneでの撮影の大きなメリットは、撮影後にすぐに写真を共有できることだとも付け加えている。「こんなに便利なことが当たり前だと思ってはいけないですね」
現在はケニアを舞台とした次の写真集の製作を行っているというバーガーソン氏。彼はこのインドの結婚式の写真で、すでにiPhoneの写真のコンテストである「IPPAWARDS」で優勝しており、今後も賞には意欲的に取り組んでいきたいそうだ。
バーガーソン氏の美しい写真を以下から見てみよう。
この記事はハフポストインド版に掲載されたものを翻訳しました。
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