『報ステ』がCM動画を削除して謝罪。「ジェンダー平等を掲げるのは時代遅れ」の表現に批判集中(声明全文)

ジェンダーの問題について「意図をきちんとお伝えすることができませんでした」として謝罪した。
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削除された『報ステ』のCM動画
Youtube

テレビ朝日の報道番組『報道ステーション』の公式Twitterは3月24日、ウェブ上で公開していたCM動画を削除した上で謝罪声明を出した。ジェンダーの問題について「意図をきちんとお伝えすることができませんでした」としてお詫びしている。

このCMは3月22日にYouTubeなどで公開された。30秒版では仕事から帰宅した女性が「会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごいかわいくって。どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかって今、スローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」と話しかけるシーンが描かれていた。

ジェンダー問題に詳しいジャーナリストの治部れんげさんが「一番の問題は、ジェンダー平等が達成されているという間違った認識に立っていること」と指摘するなど、批判の声が広がっていた。

謝罪声明の全文は以下の通り。

 

【今回のWeb CMについて】

今回のWebCMは、幅広い世代の皆様に番組を身近に感じていただきたいという意図で制作しました。ジェンダーの問題については、世界的に見ても立ち遅れが指摘される中、議論を超えて実践していく時代にあるという考えをお伝えしようとしたものでしたが、その意図をきちんとお伝えすることができませんでした。不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め、お詫びするとともに、このWebCMは取り下げさせていただきます