東京は世界一億万長者が多い街?

東京は世界で最もお金持ちが住んでいる街であるということを、ガーディアン誌が報じている…
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Pedestrians walk past a quotation board of the Tokyo Stock Exchanges in Tokyo on May 16, 2013. The benchmark Nikkei 225 index, which closed at its highest level in more than five years on May 15, was up 50.02 points to 15,146.05 at the start. AFP PHOTO / KAZUHIRO NOGI (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)
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東京は世界で最もお金持ちが住んでいる街であるということを、ガーディアン誌が報じている。WealthInsightによると、米ドル換算で100万ドル以上の資産を持つ人(ミリオネア、1ドル100円で換算すると、1億円以上の資産を持つ人)が、東京には約46万1千人ほど2012年末に存在したとのこと。2位のニューヨークは、約38万9千人、3位のロンドンは28万1千人だ。

フォーブスでは毎年、長者番付を発表しているが、2012年度の国別の発表では日本は16位とあまり話題に上らなかった。その理由は、フォーブスが100億ドル以上の資産を持つ人(ビリオネア)を対象としているからだ。

フォーブスのデータでは、日本にいるビリオネアは22人。1位のアメリカは442人だ。

東京は億万長者が多いが、約30億円以上の資産を持つマルチミリオネア(3000万ドルの資産を有する人)となると3525人と減り、ロンドンの4224人に次いで2位となる。

■東京、ニューヨーク、ロンドンにいるミリオネアの比較

WealthInsightのデータを分析したエコノミストでは、日本の億万長者のうち、東京にいる億万長者は21%を占め、集中していることがわかる。

東京の特色は、「超お金持ち」ではなく「そこそこお金持ち」がたくさんいるということだろう。

また、気になるのは、日本における億万長者の数の変化だ。ガーディアンは、国別のミリオネア数の変化について、2012年と2020年を比較したグラフを掲載している。

2012年に日本にいたミリオネアは210万5千人であるが、2020年になると、約220万2千人と数こそ増加するものの、中国の台頭にはかなわない数字になると見える。

円安になった今、ドルベースでの計算では、日本人のミリオネア・ビリオネアの増加は厳しいのではないかとの見方もある。アベノミクス効果で億万長者は増えるのか?次に発表されるデータに期待したい。

※マルチミリオネアの説明を3000万ドルの資産を有する人と修正(2013/5/17 14:12)

※2012年と2020年の比較グラフに関する内容を修正いたしました(2013/5/19 12:44)

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