2015年春に延伸開業する北陸新幹線の金沢〜上越妙高(新潟県)間で8月5日、JR西日本の新型車両「W7系」の試験走行が始まり、開業に向けた準備がいよいよ本格化する。新幹線の発着駅となる金沢などの各駅ではW7系の到着に合わせて歓迎セレモニーが行われた。
新たに開業する北陸新幹線では、JR東日本の新幹線検査車両「イースト・アイ」が黒部宇奈月温泉(富山県黒部市)〜金沢間で8月1日から試験走行を開始しているが、営業用車両のW7系が走るのは今回が初めてだ。朝日新聞デジタルが報じた。
列車は白山総合車両所(石川県白山市)を早朝出発し、午前8時ごろ、駅舎の工事が進む金沢駅の上り線ホームに到着。約500人が出迎えた。谷本正憲・石川県知事が「いよいよ開業まで秒読みの状態に入った。一日千秋の思いで開業を待っている」とあいさつし、発車を見届けた。セレモニーには3千人超から参加の申し込みがあったという。
(朝日新聞デジタル『北陸新幹線「W7系」が初の試験走行 各地で歓迎式典』より 2014/08/05 11:43)
スポニチによると、試験走行は10月31日まで行われ、W7系と同型でJR東日本の「E7系」は10月下旬頃から長野〜金沢間で試験走行に入るという。
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