イタリア版「VOGUE」の表紙に中国人モデル ファッション界にも中国の波(画像)

中国は、ファッション界にとっても魅了的な場所のようだ。イタリア版VOGUEは、2015年6月号の特集のテーマとして中国を取り上げ、4種類の表紙を展開している。

中国は、ファッション界にとって魅力的な場所のようだ。

イタリア版VOGUEは、2015年6月号の特集のテーマとして中国を取り上げ、4種類の表紙を展開している。

表紙を飾ったのは、中国人モデルのフェイフェイ・サンシャオ・ウェン・ジュフェルナンダ・リー、ジア・タン、ジン・ウェンユアン・ボ・チャオの6人だ。彼女たちの美しさが魅力的な表紙を作り上げている。

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モデル:フェルナンダ・リー、ジア・タン、ジン・ウェン 撮影: マリオ・ソレンティ

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モデル:シャオ・ウェン・ジュ、 撮影:スティーヴン・クライン

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モデル:フェイフェイ・サン、 撮影:マート・アラス、マーカス・ピゴー

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モデル:ユアン・ボ・チャオ、 撮影:クレイグ・マクディーン

今回の特集で読者を驚かせたのは、1988年からイタリア版VOGUEを撮影してきた、有名なファッション写真家のスティーヴン・マイゼル氏が表紙を撮影しなかったことだ。

ファッションサイトの「Style.com」によれば、イタリア版VOGUEの表紙は新人モデルの登竜門とされ、マイゼル氏に撮影されたモデルたちの多くが、その後成功をおさめてきた。

イタリア版VOGUEのフランカ・ソッツァーニ編集長はファッション雑誌「WWD」のインタビューで、中国特集の表紙を撮影した5人、マート・アラス氏、マーカス・ピゴー氏、スティーヴン・クライン氏、クレイグ・マクディーン氏、そしてマリオ・ソレンティ氏を起用した理由は、「彼らが新世代の写真家なかでも特に将来有望だから」と話している。

一方でソッツァーニ編集長は、マイゼル氏にも今後もイタリア版VOGUEの撮影を続けてもらう、と付け加えることも忘れなかった。

西洋文化に偏りがちなファッション界で、東洋文化である中国が注目されるのは喜ばしく意義のあることだ。

ただこの中国特集は特別号であり、毎月発行されている通常号ではない。普段フィーチャーしないテーマを取り上げる時に、通常号ではなく特別号にするのはファッション雑誌がよくやる方法だ。たとえば、Vマガジンが「アジア特集号」を組んだり、イタリア版VOGUEが「オール・ブラック特集」を発行したりしている。特別号でテーマを組むことで、違いを際立たせ多様性に光をあてる。

ファッション界では、中国人デザイナーも活躍している。2015年5月にメトロポリタン美術館で開催された「MET GALA」では、リアーナが中国人デザイナー、グオ・ペイのドレスを着て注目を集めた。

この記事はハフポストカナダ版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:梅田智世/ガリレオ]

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