イタリアの老舗ファッションブランド「ヴェルサーチ」が、自社の製品に毛皮を使用するのをやめると発表した。
同ブランドのクリエイティブディレクターであるドナテラ・ヴェルサーチが、英誌エコノミストのカルチャー雑誌「1843」のインタビューで「毛皮はもうやめる。ファッションのために動物を殺したくない。それが正しいことだと思えない」と答えた。
ヴェルサーチは長年、様々な動物の毛皮を使った商品を製作。2016年のコレクションでも、ミンクの毛皮のコートを新作商品として発表していた。
既に毛皮の製品を廃止した「グッチ」「アルマーニ」「カルバンクライン」「ステラ・マッカートニー」に続いて、ヴェルサーチも新環境に配慮したブランディングに舵を切った。
環境問題などに関心が高い若者たちの顧客が増える中で、伝統あるファッションブランドはどう時代に対応していくのだろうか。