来週2月14日は、「平成最後」のバレンタイン。
デパートや百貨店などでは、熱いバレンタイン商戦が繰り広げられている。
そんな中、恒例の「バレンタイン今どき川柳」の優秀作が今年も発表された。
「バレンタイン今どき川柳」は、洋菓子・チョコレートメーカーのメリーチョコレートカムパニー(以下、メリーチョコレート)が、1998年以降毎年実施しているもので、今年で22回目。
2010年までは「バレンタインどきどきワクワク川柳」として実施されていたが、2011年からは時事用語・流行語を重視し、「バレンタイン今どき川柳」に名称が変更された。 毎年、その年の流行語や時事的なニュース、世相が反映され、ウィットに富んだ句が寄せられる。
メリーチョコレートによると、平成最後となる今年は、メールやハガキで全国から約2万4千作の応募が寄せられ、厳正な審査の結果、100句が「第22回バレンタイン今どき川柳傑作選」に選ばれた。そのうち、優秀作に輝いた10句を、以下で紹介する。(表記は作品、ペンネーム、性別、年齢、住所の順)
■メリーチョコレート「バレンタイン今どき川柳傑作選」 優秀作
「チョコ配る 気分はスーパー ボランティア」
安田蝸牛/男性/62/千葉県木更津市
「妻に聞く 俺にはないの 即そだね~」
ポンちゃん/女性/北海道 札幌市西区
「今回は 本命・押えの 二刀流」
ぴんけろ/男性/68/兵庫県神戸市東灘区
「チョコもらう 彼の笑顔が 半端ない」
たっち/男性/60/埼玉県所沢市
「早く来い 五輪・万博 俺にチョコ」
あまた/女性/55/埼玉県越谷市
「義理チョコも 本命にする 俺判定」
すずらん/女性/46/熊本県熊本市東区
「平成の 最後のチョコに 託す夢」
とうりつりゅうだん/男性/56東京都八王子市
「イケメンは ボーっと生きても チョコの山」
青い海/女性/51/青森県八戸市
「え?まさか! 机にチョコが ひょっこりはん」
はるり/女性/48/茨城県鹿嶋市
「チョコ渡し 開いた恋の ゲートウェイ」
ホイップ/女性/埼玉県川口市
優秀作を分析してみると、「平成最後」という言葉が入ったのは1句のみ。他は、「そだねー」や「(大迫)半端ないって」といった2018年の流行語や、「(高輪)ゲートウェイ駅」や「スーパーボランティア」など、やはり、昨年世間を賑わせたワードが散りばめられていた印象だ。
あなたのお気に入りの作品はどの句だろうか?
バレンタインを楽しみに待つ人も、そうでない人も、せめてこの句で気分だけでも味わってみては。