エクスペディア・ジャパンは12月10日、有給休暇や長期休暇に関する国際比較調査の結果を発表した。
この調査は世界19カ国・地域、18歳以上の有職者男女約1万1000人を対象に実施された。
日本人は有給休暇の取得率と取得日数の両方で、世界最下位となった。取得率は50%で、同調査において3年連続で最下位。取得日数は10日で、アメリカやタイと並び最下位だった。
また、有給休暇の取得に罪悪感があるかどうかという質問に対しては、日本人の58%が「ある」と回答し、最多となった。
エクスペディア・ジャパンによると「有給休暇を取得していない国ほど、罪悪感を感じている傾向にある」という。
有給休暇を取得しない理由についての日本人の回答は、「人手不足」が1位となった。2位は「緊急時のために取っておく」で、3位は「仕事する気がないと思われたくない」だった。
6月に成立した「働き方改革関連法」により、2019年4月から、一定の条件のもと労働者の有給休暇の消化が企業に義務づけられる。今後、有給休暇の取得率や取得日数が改善されることが期待される。