11月6日に投開票されたアメリカ中間選挙で、アメリカ初となる女性ネイティブアメリカンの国会議員が誕生する見通しとなった。
VOXニュースなどのアメリカのメディアが報じた。
当選確実と報じられたのは、カンザス州の下院3区に立候補した民主党のシャリス・デイビッズ氏。
CNBCによると、ネイティブ・アメリカンを先祖にもつ。デイビッヅ氏はレズビアンで、レズビアンのネイティブアメリカンの国会議員としても、アメリカ史上初となる。
アメリカ先住民居留地で5年間勤務
本人の公式サイトによると、デイビッヅ氏はコミュニティカレッジを卒業し、ロースクールへ進学。 その後、オバマ氏からトランプ氏へと政権が移行した2016年〜17年にかけて、1年間のホワイトハウス研修プログラムの一員を務めた。
その経験から、「今こそ、私たちのコミュニティや国のために行動を起こす時だ」と感じたという。
経済政策を専門としており、選挙動画の中で「学校教育や誰もが行き渡る医療の充実に向けて努力する」と語っていた。
地元紙カンザスシティスターによると、デイビッツ氏は、中間選挙前日の支援者集会の場で「私たちの多くが、自分たちのことを聞いてもらったり、見てもらったりしていると感じられていない人生を送っている」と語っていた。
ホワイトハウスでの研修プログラムの一員に選ばれるまでの5年間、サウスダコタ州にあるアメリカ先住民居留地で働いており、保留地にいる彼女を知る人たちは、カンザス州の選挙の行方を注視していたとシティスターは伝えている。