ウルグアイのタバレ・バスケス大統領(75)が10月26日、移動していた飛行機のなかで、アレルギー発作を起こした17歳のフランス人少女を救った。バスケス大統領は医師。機内で急患を救うのは3度めだという。ウルグアイのMercoPressなどが報じた。
BBCによると、少女はアルゼンチンで行われたホッケーの試合帰りだった。少女はピーナツなどにアレルギーがあったが、気付かず食べてしまったことが発作の原因だった。「お客様の中に医者はいませんか」とのアナウンスが流れると、すぐにバスケス氏と彼の主治医が立ち上がった。
最初、バスケス氏らは当初、少女に薬を飲ませようとしたがうまくいかず、次に注射による治療を行った。少女はほとんど息ができなくなっていたという。バスケス氏の主治医は、「危険な状態で、私たちの対応がなければ、深刻な事態になっていたでしょう」と語った。飛行機がパリに着いたときには、少女は回復していた。
バスケス氏が機内で急患に対応したのは、2005年と2010年に続いて、これで3度目。バスケス大統領は11月2日までフランスにとどまり、その後、日本を訪問し、天皇陛下や安倍晋三首相と会う予定。
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