浦和レッズの愛され「組長」大槻暫定監督 無敗で切り抜けバトンタッチ、埼スタ大拍手

アウトレイジ顔でチームを立て直した。
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大槻暫定監督
時事通信

チーム低迷のため解任された堀孝史前監督の後を引き継ぎ、チームを立て直した浦和レッズの大槻毅暫定監督が、4月21日、ラストゲームとなる札幌戦に臨んだ。

浦和は堀監督の後任が決まるまで「暫定」として大槻監督に指揮を任せたところ、リーグ戦3連勝を達成するなどチームは絶好調。

オールバックにスーツ、強面を崩さずに声を張り上げる大槻監督の姿はサポーターにも支持され、ついたあだ名は「組長」「アウトレイジ」。SNSでもあだ名が広がっていった。

オールバックで固めた理由を大槻監督はこう語っている。

「日本のトップで仕事をするにあたって、僕自身も一緒ではダメだと考え、スイッチを入れなければいけないなというのはありました。僕は見た目で判断することは好きではないですが、見た目が非常に重要であることも理解しています」(浦和レッズ公式サイトより)

浦和はオリヴェイラ新監督が次節から指揮をとると発表し、大槻監督は札幌戦で最後になる。その札幌を率いるのは、元浦和レッズ監督で昨シーズン途中で解任されたペトロヴィッチ監督という因縁付きだ。

この日のゲームを槙野選手は「アウトレイジ最終章」と名付けて盛り上げた。

試合はお互い一歩も譲らず、ぶつかり合う展開で0-0の引き分け。連勝は3で止まったが、大槻監督が指揮をとった試合で浦和は無敗を継続した。

新監督にいい状態でチームを引き渡した大槻「暫定」監督に埼玉スタジアムに集ったサポーターから大きな拍手が送られた。