43人が犠牲となった長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から、今年で25年を迎えた。被災地の島原市では6月3日、犠牲者の追悼式典が開かれた。産経新聞などが報じた。
被災地では記憶の風化が進む一方で、普賢岳の山頂付近には一連の噴火活動で形成された溶岩ドームが残っている。不安定な状態で、大雨などで崩壊するおそれがあるとの指摘もある。
島原市の古川隆三郎市長は追悼式典で「25年前を思い起こすと改めて自然の脅威を思い出します。尊い犠牲のもとに島原市は復興を成し遂げました。有明海を挟んだ対岸で起きた熊本地震にも思いをはせ、改めて災害の教訓を風化させることなく伝承し、災害に強い街づくりに努めていきたい」と話した。
時事通信社
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