マッサージが苦痛やストレスを和らげ、全体的にからだを健康にすることは誰でも知っている。しかし世界には、よく見かけるホットストーン式やディープティシュー式のマッサージだけでなく、包丁によるマッサージや、象によるマッサージまである。
以下に、世界各国の「普通でないマッサージ」を紹介しよう。これではかえってリラックスできないと思うものもあるが……
サボテンマッサージ
「サボテンマッサージ」は、メキシコにあるリゾートホテル「フォーシーズンズ・プンタミタ」の名物マッサージだ。痛そうな響きのする名前だが、実際は、トゲを抜いた状態でお湯の中で温めた後、半分に切って、中の柔らかい部分だけをマッサージに使用する。
包丁マッサージ
台湾では、古代中国の「包丁マッサージ」が復活した。2本の大包丁を使って、背中と肩を優しく叩くことで身体のエネルギーを放出させ、血流を良くするという。
カタツムリ・フェイシャル
東京Ci:z.Laboのセレブエスカルゴコースは、「スイスの地で、オーガニック食材を主食とし、医療データで証明されているカタツムリ種を使用」したカタツムリエキスを使っている。
スネーク・マッサージ
イスラエルのスパでは、6匹の無毒のヘビを使い、筋肉痛を軽減させるマッサージを行う。ヘビが大きければ大きいほど、マッサージの効果が上がるという。
またインドネシアでは、ニシキヘビを背中に這わせて恐怖感を誘発することで、代謝が良くなると考えられている。
炎のマッサージ
古代中国から伝わる医療法で、アルコールと「万能薬」のようなものに浸したタオルを患部に置き、数秒間火を付ける。
バーニャ・マッサージ
エレファント・マッサージ
タイのチェンマイで行われる「エレファント・ショー」では、訓練された象が人の背中を優しく踏んでマッサージする。
中国の「かっさ」マッサージ
「かっさ」(刮痧、Gua Sha)は、中国伝統の技術で、スプーンやコインなどの道具を使って問題のある部分をこすり、痛みと緊張を和らげる。
「刮」は「擦る」、「痧」は「血液の毒」を意味し、「かっさ板」と呼ばれるプレートで身体を擦り、毛細血管に圧をかけることで、血管内部に溜まった毒を押し出すマッサージ法とされる。日本で紹介されているかっさは掲載動画のように穏やかなものだが、中国やインドネシアでは、跡が赤く腫れるほど強く擦る。
[Rachel Truong(English) 日本語版:兵藤説子/ガリレオ]
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