ユナイテッド航空、ペットを違う目的地に送る 飼い主のラッパー激怒「バカじゃないの」

ユナイテッド航空は、アメリカ人ラッパー、スクールボーイ・キューさんの愛犬を取り違え、本人とは別の目的地に運んでしまった。
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A United Airlines Boeing 787 taxis as a United Airlines Boeing 767 lands at San Francisco International Airport, San Francisco, California, February 7, 2015. REUTERS/Louis Nastro/File Photo
Louis Nastro / Reuters

アメリカ人ラッパー、ScHoolboyQ(スクールボーイ・キュー、本名:クインシー・マシュー)さんが、ユナイテッド航空に対して怒りを露わにした。

その理由は、愛犬が間違ったフライトに乗せられ、本人とは別の目的地に連れて行かれてしまったからだ。

CNNによると、キューさんは7月14日、愛犬と一緒に、アメリカのミズーリ州からカルフォルニア州バーバンクへと向かっていた。ところが、経由地のコロラド州デンバーで飛行機を乗り換えた際、ユナイテッド航空がキューさんの愛犬を別の乗客の犬と取り違えてしまった。

目的地に到着したキューさんだったが、引き渡されたのは他人のペット。キューさんの愛犬は、誤ってシカゴ行きのフライトに乗せられてしまった。

ユナイテッド航空では、ペットを連れて行く場合、猫や小型犬は客室に一緒に入ることができるが、大きなペットは預ける必要がある。

キューさんは怒りが収まらず、Twitter上で「ユナイテッド航空、バカじゃないのか。どうやったら俺の愛犬を間違ったフライトに乗せるんだ? 説明して欲しい」と批判した。

ワシントンポストによると、ユナイテッド航空は声明を発表し、広報担当者は「お客様の愛犬は、無事に飼い主の方と再会しました。ミスを謝罪し、フライトの代金を返金するべく、飼い主のお客様と連絡を取っているところです」と述べた。

キューさんはCNNの取材に対して、「私の愛犬は午前中から動き回り、おそらくカゴの中でおしっこやうんちをしてしまったのではないか。ユナイテッド航空を訴えることも考えている」と答えた

ユナイテッド航空はここ数カ月の間に、他にも数々の不祥事を起こしている。4月には、オーバーブッキングのため飛行機から降りるよう求められた男性が拒否すると、空港の警察官が無理やり引き出した。この様子を撮影した動画がSNS上に投稿され、批判が殺到した同社が謝罪する事態に追い込まれた。