大手衣料品チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは10月、女性社員を中心に週に4日働いて3日休む制度を一部導入する。介護や子育てと仕事を両立させることや多様な働き方に対応し、採用増にもつなげる。毎日新聞などが8月20日に報じた。
対象は転勤がない「地域正社員」で、国内の全従業員の5分の1に相当する。本人が希望すれば、1日8時間の勤務時間を10時間に延長する代わりに、週休を従来の2日から3日に増やす。来客が多い土日や祝日に出勤するのが条件で、会社側も週末に安定して人手を確保できるメリットがある。今後、本部勤務の正社員などに対象を拡大することも検討する。
労働基準法は勤務時間を原則1日8時間以内、1週間計40時間以内と定めているが、勤務時間を1日単位ではなく一定期間でとらえる「変形労働時間制」を採用することも可能だ。ファーストリテイリングが週休3日制を導入しても、1週間の勤務時間は40時間で変わらず、給与も従来と同水準にする。
(ユニクロ:10月から10時間労働で週休3日OK - 毎日新聞 2015/08/20 11:22)
働き方の柔軟性を高めることで、地域の店舗で働く社員の定着や人材確保につなげるのが狙い。また今後は、本部社員についても週休3日制を導入することも検討している。
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