ズミイヌイ島(スネーク島)で、任務にあたっていたウクライナの国境警備隊員13人が2月24日、侵攻してきたロシア軍への服従を拒んだために殺された。
ウクライナのゼレンスキー大統領が会見で明らかにした。
ジャーナリストのアルハンドロ・アルバレス氏のツイート:ロシアの戦艦が、オデッサ南にある黒海のスネーク島に配備されていたウクライナの国境警備隊員を攻撃すると脅し、服従を要求した。警備隊員の返事は「ロシアの戦艦よ、くたばれ」だった。彼らは意志を変えず、13人が殺された。
ゼレンスキー大統領によると、警備隊員たちは島を守り、武器の放棄を求めるロシア軍の要求に抵抗しようとした。
アントン・ゲラシェンコ内務大臣顧問がこの時の音声をFacebookに投稿しており、ワシントンポストの翻訳によると、ロシア軍は兵士たちに「流血を防ぐため」に降伏するよう求めた。
警備隊員たちはこれを拒み、そのうちの1人は「ロシアの戦艦よ、くたばれ」と述べたという。警備隊員たちは砲撃され、全員死亡した。
ゼレンスキー大統領は、亡くなった13人をウクライナの英雄として表彰すると発表した。
ズミイヌイ島は、ウクライナ沿岸から約48キロ離れた島だ。18ヘクタールとサイズは小さいものの、ワシントンポストによると島はウクライナの領海の端で、戦略的な重要な場所に位置する。
ゼレンスキー氏は24日の会見で、ロシアが侵攻を開始して以来、少なくとも137人が死亡し、316人が負傷したと述べた。
この数は、ロシア軍が首都キエフに近づくことで増えるだろうと考えられており、ゼレンスキー大統領は「国の運命は、我々の兵士、治安部隊、擁護者たちにかかっている」と訴えた。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。