[ドネツク(ウクライナ) 1日 ロイター] - ウクライナ東部のドネツクで1日、親ロシア派勢力が検察庁の建物を占拠した。親ロシア派がすでに実権を握っている同市で治安が一段と悪化していることで、ウクライナ東部の不安定性が浮き彫りになった。
同勢力は検察が親欧米派の新政権に従っていると非難。石を投げるなどして窓ガラスを割り、検察庁を占拠した。ウクライナのインタファクス通信によるとけが人が出ている。ロイターの記者は地面に血の跡があるのを確認した。
ドネツク州では親ロシア派勢力が「ドネツク人民共和国」の設立を宣言。今月11日には共和国設立の是非を問う住民投票が行われる。