ロシアによる侵攻から祖国のウクライナを守る、志願兵のレージャさんとヴァレリさんは3月6日、キエフの検問所で結婚式を挙げ、お互いに愛を誓い合った。
キエフのヴィタリ・クリチコ市長も駆けつけ2人を祝福している様子を、BBCは動画で報じている。
映像には、戦闘服姿で頭にベールを被った新婦のレージャさんと、ヘルメットを被った新郎のヴァレリさんの姿が映っている。
「この状況の中で、無条件の幸せと呼ぶのは難しいですが、やはり嬉しいです」とレージャさんはワシントンポスト紙に述べた。
USA Today紙によると、2人は20年間以上付き合っていたという。
オーストラリアのテレビ局ABCによると、「私たちが生きていること、この日が来たということ、夫が生きていること、そして一緒いられることが幸せです」とレージャさんは語ったという。
「明日には何が起こるかわからない。だったら国家の前で、神の前で結婚しよう、と決めました」。
2人にはすでに18歳の娘がいて、動画を通じて式を見守ったそうだ。
ワシントンポスト紙によると、2人がキスをすると会場から声が上がり、愛国的な雰囲気に包まれたという。
空からドローンが花びらを振り撒き、参加者はウクライナの国歌を歌った。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集・加筆しました。