ウクライナ大統領が議会を解散 10月26日に総選挙

ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、議会を解散し10月26日に総選挙を実施すると発表した。ウクライナからの分離を主張する東部の親ロシア派に対する強硬策と、欧州連合(EU)との緊密な連携を目指す方針について支持を得たい考え。
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Reuters

[キエフ 25日 ロイター] - ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、議会を解散し10月26日に総選挙を実施すると発表した。ウクライナからの分離を主張する東部の親ロシア派に対する強硬策と、欧州連合(EU)との緊密な連携を目指す方針について支持を得たい考え。

ウクライナでは法律に基づき、議会解散の大統領令の署名から60日以内に選挙を実施する必要がある。

大統領はウェブサイト上で公表した声明で、ヤヌコビッチ前大統領を支持する多くの「守旧派」を議会から排除し、極めて重要な経済と政治改革を断行できる勢力を結集したいと表明した。

大統領は「多くの議員は、分離派民兵の直接的な後援者や関係者ではなくても支持者だ」と指摘した。

ポロシェンコ大統領は26日に、ベラルーシの首都ミンスクでロシアのプーチン大統領や欧州連合(EU)の代表団らと会談する。このタイミングでの総選挙実施の発表は、国内政治情勢の正常化と民主化の進展をアピールする狙いがあるとみられる。