ウクライナの親ロシア派武装勢力「ボストーク大隊」のホダコフスキー司令官はロイターのインタビューに応じ、親ロ派にはブク地対空ミサイルがあると聞いたと明かし、ロシアから供給を受けた可能性に言及した。
親ロ派がブクを保有していたが、その後、証拠隠滅のために送り返されたとの見方を示した。
同司令官によると、ブクは親ロ派拠点の1つ、ルガンスク地方から「ルガンスク人民共和国」旗とともに運ばれてきた。ただ、同司令官はマレーシア機撃墜の一報に接したときに、ブクの存在を知ったという。
同司令官は、自身の組織でブクを保有したことはないが、親ロ派の他勢力が使用した可能性があると指摘した。
同司令官は、ロシアがブクの供給元との見方を示し「ブクがほしい。誰かから提供の申し出があれば、断らないだろう。ただ、自らの脅威でない対象に使わない」と話した。[ドネツク(ウクライナ) 23日 ロイター]