新税案で課税の対象となるのは、砂糖含有量が100ミリリットルあたり5グラムを超える飲料。8グラム以上の場合は、さらに高い税率を適用する。砂糖を添加していないフルーツジュースは対象外。税収は、子供向けの健康プログラムの財源に使われる。
ロイターによると、イギリスの2〜15歳の子供のうち、約3分の1が過体重または肥満になっているという。専門家は、糖分の過剰な摂取が肥満を招いており、ソフトドリンクが、子供やティーンエイジャーの糖分の主な摂取源になっていると指摘していた。
政府は、フランスやフィンランド、ハンガリー、メキシコなどでもソフトドリンクに課税されていると紹介。「世界保健機関(WHO)は、世界的にみて、肥満の顕著な増加を抑制するには課税が必要だと言っていた」などと説明した。