日本とアメリカの宇宙開発の歴史を紹介する展覧会「宇宙博2014 ―NASA・JAXAの挑戦」が、7月19日から千葉市の幕張メッセで開催する。18日には開会式とともに、展示が報道関係者に公開された。
アメリカ航空宇宙局(NASA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力で、国内最大級の宇宙イベントだ。9000平方メートルの広大な会場に、実物大モデルを中心に約500点の展示が並ぶ。目玉は、有人月面探査機「アポロ17号」司令船の実物大モデルと、着水時に使われた本物のパラシュート。火星探査車「キュリオシティ」の実物大モデルは、アメリカ国外では初出展となる。
日本の宇宙開発の歴史を追う展示では、1955年に糸川英夫博士が作った「ペンシルロケット」のほか、最新式のH-IIBロケットに積まれるLE-7Aエンジンの実物など。さらには小惑星探査機「はやぶさ」の実物大モデルや、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の再現まで盛りだくさんとなっている。
開会式では、5月14日にISSから帰還したばかりの宇宙飛行士の若田光一さんがビデオメッセージを寄せた。「実物大モデルで、リアルな宇宙を感じてみてください。宇宙に興味を持ってもらい、一人でも多く未来の私の仲間ができることを楽しみにしています」と話していた。
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