内田正人氏が日大の常務理事を辞任。第三者委員会の設置も。

「学内外に多大な迷惑をかけた」としている。
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アメリカンフットボールの悪質タックル問題で、記者会見に臨む日本大学の内田正人前監督=5月23日、東京都千代田区の日本大学会館
時事通信社

日本大学のアメリカンフットボール部の選手が、関西学院大学の選手に危険タックルをしてけがを負わせた問題を受け、日大の理事会が6月1日、アメフト部の内田正人前監督の常務理事職の辞任を承認した。NHKなどが報じた。

スポニチによると、日大は「学内外に多大な迷惑をかけたこと」を理由に上げ、「改めて被害選手及び保護者並びに関西学院大学アメリカンフットボール部の関係者の皆様、そして本学学生、教職員、校友をはじめ、関係各位にも深くお詫び申し上げます」としている。

日大は5月31日、事実関係を調査するための第三者委員会を設置。7月下旬に調査結果をまとめるという。

危険タックルを巡っては、選手本人が会見で内田前監督と井上奨前コーチの指示に従って行為に及んだと説明。これに対し2人は反則を指示するつもりはなかったなどと否定、両者の言い分は食い違っていた。

だが、関東学生アメフト連盟は29日、調査に基づき、内田前監督と井上奨前コーチは、けがをさせる意図で指示をしたと認定。2人を事実上の永久追放となる「除名」処分にすると公表した。

また、けがをした関学大の選手の父親も31日、指導者2人を傷害容疑で警視庁に告訴している。