昨日(米国時間3/18)、Uberがテスト中の自動運転SUVがアリゾナ州テンピで自動運転モードで走行中に女性の歩行者をはねた。女性は付近の病院で手当を受けたが死亡した。Uberは事故に関する捜査に協力すると同時にすべての自動運転のテストを中止し、「犠牲者の家族にお悔やみ申し上げます。われわれは地元当局の事故の捜査に全面的に協力しております」と発表した。またNTSB〔国家運輸安全委員会〕も調査を開始したことをツイートした。
NTSBはアリゾナ州テンピのUberの事故に調査チームを送った。続報あり。――NTSB
自動運転中の死亡事故はこれが初めてだ。Uberの事故からは事故責任と自動車保険に関して数々の疑問が生じている。自動車は自動運転モードだったが、運転席には安全を担保する役割のドライバーが着席していた。理論上、危険な状況が発生すればこのドライバーが事故を防止するために介入するはずだった。
事故発生後、Uberはアリゾナ、ピッツバーグ、カリフォルニアで実施されていた自動運転のテストをすべて中止した。昨年、NTSBは 2016年にフロリダ州で起きたTeslaのオートパイロットシステムに関連する死亡事故を調査している。NTSPは事故時にTeslaのオートパイロットは技術的には所定の作動をしていたものの、事故を防ぐにはデザインに不十分な面があったとした。またドライバーがシステムを過信して運転に十分な注意を払わなかったことも原因の一つだと認めたている。
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(翻訳:滑川海彦@FacebookGoogle+)
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